ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

2020年05月09日    ※イラストはイメージです

息子の結婚

1291945.jpg 今まで同棲を続けていた息子が5月30日に正式に籍をいれると婚約者と挨拶に来た。こんなご時世で、結婚式は騒動が収まって皆が心から祝福してもらえる時期にすると言う。23歳の息子と21歳の婚約者。付き合ってから2年。職人気質で気難しい息子にはしっかり者のこの婚約者はお似合いだ。

 妻がいくら注意しても動じない息子も婚約者の意見には素直に従う。交際1年目は何度か喧嘩があった様だが、同棲して絆が深まったのか、仲睦まじく感じる。お互いの感性に通じ合う物があるんだろうな。

 妻と娘が得意料理を振る舞い2人を祝福した。娘の彼氏の話題が出る度に私が「え〜」を連発して、婚約者のつぼにはまったのかその都度大笑いされ楽しい報告会となった。

 5月30日から私に正式に娘が増える。「お父さん」と言われた時の気分は照れ臭いだろうな。婚約者の親御さんとも息子は溶け込み今では名前で呼ばれているとか。若い2人に幸あれと祈る。

(60代・男性)

posted by ファミリー・プロミス at 13:15 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めてのあんよ

1069439.jpg 外出自粛要請されている週末、少し遅い朝食を済ませるとすぐに「タブレットを見て」と娘から連絡が入った。早速見せてもらうと、まだ誕生日の来ない二番目の孫が拍手に合わせ、立っちしたかと思うとそろりそろりと歩き始めている画面が映し出されていた。「まあっ」と思い、すぐに夫を呼んで二人で見入った。

 三歩、四歩と歩みを進め、少し前のめりになり始めたかと思うと、パパの胸に万歳しながら飛び込んだ。動画を撮っている娘はさておき、その途中歩みを促すように、転ぶのを支えようとするかのように、五歳の兄が真顔で寄り添うようにしているのが微笑ましい。送られていた動画のタイトルは「349日目のあんよ」とあった。「これなら誕生日にお米一升を背負わせて歩かせても大丈夫」と言い夫も満足気であった。

 ちょうど帰省していた下の娘も一升米の体験をよく記憶してくれていて盛んに拍手を送ってくれた。

 歳を重ねると何かにつけ身近に成長するものを感じるのが楽しみだし、生きるエネルギー源にもなることがあるが、最近では最高のそれと思った。同じように小さな孫を持つ友人らにメッセージを送ると「いいね」が返ってきた。こうした仲間がいることも嬉しい。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 13:06 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月25日    ※イラストはイメージです

自粛生活、我が家の過ごし方

全国自粛生活が始まって、ニュースやワイドショーで、少しでも自宅で快適に過ごす方法が連日流れている。

私も3人の子供と四六時中過ごす中で、どうやって子供がメディア漬けや不毛な喧嘩ばかりせずに済むか、毎日頭を悩ませている。

私の場合、同じ市内ではあるが、町のはずれに実家があり、その恩恵が享受できている。実家に行くと山に筍掘りに行ったり、凧揚げをして楽しんでいる。

今までは休みの日にはお出かけするのが定番だったが、子供を連れてはスーパーに行くのすらも憚られる。

1145075.png最近発見したのが、草取りがとてもいい娯楽になることだ。実家の庭は広く、幸い毎日草を取ってもまだまだある。私以外の子供達はA型だからか、草取りをすると本当に綺麗に取ってくれる。

それぞれが黙々と草をちぎってもよし、賑やかに取れた草の量を競争してもよし、無心になれる時間である上、達成感まで得られる。

様々な不安がある今、子供たちの笑顔や無邪気な会話がどれだけ自分を支えてくれているかを、改めて感じる。

この自粛生活を、少しでも早く笑って話せる日が来ること願っている。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:37 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月11日    ※イラストはイメージです

いのちのくさり

663950.jpgおかあさん、ま〜るくなったね。背中もこころも。

おかあさん、小さくなったね。背丈もくつも。

おかあさん、少なくなったね。御飯もぐちも。

おかあさん、多くなったね。しわも思い出も。

おかあさん、強くなったね。苦労にも哀しみにも。

おかあさん、似てきたね。おばあちゃんに。わたしはおかあさんに似てきたよ。顔も料理も。

わたしの中におかあさんがいて、おばあちゃんもいる。おかあさん、いのちのくさりをありがとう。

もうすぐ来るおかあさんの誕生日は、91回目。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:14 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真夜中の作業

107245.png 娘が地元で再就職をした為、前の勤務先の寮から家に戻ってきた。その為引っ越し屋さんに家具や電化製品を搬送設置してもらった。冷蔵庫や洗濯機など置き場所に困り、やむを得ずリビングに目立たない様に置いた。

 4年ぶりに娘が家に帰ってきた。その夜事件が起きた。娘がベットで寝ようとした時、悲鳴が聞こえた。驚いて2階の娘の部屋に行くとベットの底が抜け呆然とした娘がいた。引っ越しっ屋さんがベットの組立を間違えベットの底が抜けた様だ。

 真夜中に娘と二人でベットを分解して組みなおした。不器用な私に娘は呆れながらも作業を続けた。何か楽しい。久々に娘と2人だけの時間。笑いながら娘と作業をするなんて何年ぶりだろう。引っ越し屋の怠慢に最初は憤慨したが、今はちょっと感謝をしている。

 本来その手の作業は妻の得意分野だが娘が帰った嬉しさからワインを飲んで熟睡している。2人で悪戦苦闘しながら完成したベット。今日は楽しい想い出となりそうだ。娘も結婚していつかは又家を出ていくだろう。その日まで娘との楽しい思い出が一つでも多く作れればいいなと思った。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:09 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頑張れ、ママチャリおじさん

 夫が免許を返納した。まだ大丈夫、と思っていたが、本人なりに先を見てということらしい。代わりに乗り出したのがママチャリだ。何で、と思い、電動のものがある、もっと軽いものがあると伝えたが、運動を兼ねてということやママチャリにも変速機はついているから、と夫なりに判断したらしい。

1862276.png 長く乗っていなかったので、最初ふらふらしていたがしっかりし出すとママチャリでの外出が気にならなくなった。大抵の坂は乗ったままで登りきれると誇らしげに言い、次第に距離も延びてきた。すると仲間が見つかり、徐々に増え出し、あそこへ、ここへと半日サイクリングを楽しみ出した。

 行きつけ先と言って行く当てが見つからないととりあえず、ということでよく行くのが名所旧跡というから、いかにもおじさんたちらしい。車道や歩道の広いところ、信号がしっかりついている道を選んでいるのもそうだ。

 最近は乗ることもだが、行きつけ先の名所旧跡を話題に語り合うことに時間を割くようになっているようだ。亭主元気でお留守番、よりやはりいいと思う。私にとってもその間自分の時間になる利便がある。頑張れママチャリおじさんたち、とエールを贈っている。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 15:56 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月14日    ※イラストはイメージです

娘からの報告

 私の夜勤時、いつもは夜遅く妻が職場に車で迎えに来てくれるのだが、なぜか娘が迎えに来た。「お母さん炬燵でうたた寝していて起こすのが可愛そうだから私が迎えに来た。それに」と言うと娘は暫くたってから、「実は結婚を意識している人がいるの」と衝撃の報告。

 妻と弟にはもう報告済みの様だ。前日弟に報告した時。息子は喜びながらも「お父さんにも早く話した方がいいよ」と言われ意を決して私に報告した。

 息子は毎日彼女を家に連れてきて既成事実の様に彼女を家族の一員として自然に受け入れさせたが、今まで何の前兆もなかった娘からの突然の報告。一瞬戸惑ったがしっかり者の娘が選んだ相手。好青年に違いない。私が祝福すると娘は微笑んだ。

1796288.jpg 3月2日。いつもは家族で祝う娘の誕生日。今年は彼と2人で外食。娘は誕生祝いにネックレスをプレゼントされ幸せ一杯に帰ってきた。私も結婚前妻に初めてのプレゼントはネックレスだった。娘と彼の出会いは、私と妻の様に友人の結婚式から交際に発展。息子の婚約者も妻と珍しい苗字だが旧姓が同じと、なぜか偶然にも共通点が一杯だ。

 娘と息子が私と妻の様に長く幸せな楽しい家庭が送れる事を願う毎日だ。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

探し物

1673476.jpg 探し物が下手な子だった。時間がかかると泣き出すこともたびたびあった。使っても元に戻さずそこらに放ったらかしにするせいとよく言われた。

 あるとき、どうしても探し出さなければならないものがあり、帰宅した母にすがって頼んだことがあった。働いていたので家にいても忙しかった母は普段「自分で探しなさい」が口癖だったが、そのときは応じてくれた。散らかっている部屋を片付けながら、押し入れに体を入れながら、箪笥の引き出しを開けながらなど、大取り物のようになった。

 なかなか見つからなかったが、母が探してくれていることに何故か心安らいだ。そうこうしているうちに使われていない古い机の脇の引き出しに母の手がかかった。そしてこの時だけ「ここにあるでしょ!」と言いながら引いた。ところが引き出しの底が抜けていてもぬけの空だった。

「まあ」という顔付きをして見せたが、すぐにその下の引き出しを探り見つけ出してくれた。「そんなところに」と思いながら、涙をにじませた私だったが、「よかったね」と言い母は強く抱きしめてくれた。そして「ありがと」をぎこちなく口にする私に「どういたしまして」と明るく返してくれた。やっぱり母という思いを強くした。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 12:08 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一人っ子

819216.jpg 私は何となく父とは反りが合わず、余り口を聞かず、言い争ったことも少なくはない。ついに、家族で話しあって、同居にケリを付けて家を出た。それを機に父は一気に元気をなくし、入退院の日々が続いた。3カ月ぶりに家を訪ねた時、父は、驚く程痩せ細り、持病が全て悪化して、こんなに弱々しい父を見た事はなかった。親の老いが心に迫る。

 かつて、強い口調で言い合った会話を思い出した。「世間は結婚したら別居が当然、何で同居を強いたの」と詰問した私に父が言った。「世間はどうであれ、お前は私達の一人っ子。側においておきたかった」。そんな会話が蘇ってくる。

 別居してわかったことが山とある。父も母もどんなに私を愛してくれていて、私を頼りにしているかを。結婚が遅かったこともあり、私達は長年3人だけで家族を営んできた。ケンカもあったとはいえ、概ね幸せに恵まれて暮し、私はいつも人様からうらやまれていた。

 友人に同居の不満を漏らしたことがある。すると彼女はこう言ったものだ。「親と同居できるって幸せなことよ。したくてもできない人の方が多いのに」。ありがたい言葉だったと今にして気付く。

 親の老いは子の気持ちを変える。命あるものはこのように枯れていくのだという現実を、身をもって教えてくれている。家族のつつがない日々が1日も長く続きますようにと祈り暮らしていたが、父は3か月前92歳で遠くに旅立った。今、私は父の言葉を胸にとどめて生きる。そう、私は親にとってたった一人の子ども。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:00 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月08日    ※イラストはイメージです

妻との約束

443056.jpg 私の妻は独身時代毎年海外旅行を楽しんでいた。私と結婚する時も毎年旅行に行こうねと約束した。だが結婚1年目旅行の予約は入れたが義父が突然病に倒れキャンセル。それ以降は私の仕事多忙、子育て、両親の介護等で1度も約束が守れなかった。

 だが先月娘が妻にハワイ旅行をプレゼントしてくれた。仕事が休めない私に「お母さんだけ連れてってもいい?」と言われたが、「お父さんが一度も連れて行けなかったんだから、お父さんからもお願いします」と言うと娘は微笑んだ。妻はハワイ旅行は初めて。ハワイから私のスマホにLINEで楽しそうな娘と妻の写真が送られてくる。妻の笑顔を職場で眺めると私も幸せな気分になってくる。

 親孝行な娘に育ってくれて本当にありがとう。両親も他界して子供達も独立した今、私も健康に気をつけて何の憂いもなく妻と2人で海外を満喫する日が来る日を楽しみに、定年まで頑張ろうと思った。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 13:09 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Copyright © ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
Designed by カエテンクロスSEOテンプレート