ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年07月14日    ※イラストはイメージです

子は鎹(かすがい)

fa9f2836bc107a567dda913e16b123e4.png 長く夫婦をやっていると行き違いは必ずあるもの。先月から、その空気を察していた娘が休日に妻とどこかに外出した。

 だが、いつになっても帰ってこない二人に私は苛立ち、遅い時間に帰宅した娘と二人だけになった時、なぜ連絡をくれないのかと厳しく問い詰めてしまった。その時娘の目から涙が見えた。娘が子供の頃でも怒って泣かせた事はなかった私だが、23歳になった娘を初めて泣かせてしまった。

 娘曰く両親の関係修復の為に妻の好きな横浜まで行き気分転換を図り、妻から愚痴を聞き、妻の気持ちをスッキリさせ私たちの仲を取り持つ努力をしていたと答えた。「以前の様に仲の良いお父さん、お母さんに早く戻ってよ」と涙ながらに娘から諭された。

 娘の涙は意固地で閉ざされていた私の心を開かせるには十分な薬となった。私は娘の気持ちも知らないで泣かせてしまった愚かな行為を素直に詫びた。

 翌日から娘に注意を受けた妻の不満を直すべく努力を続け、現在は完全に元の仲の良い夫婦に戻る事ができた。あれから仕事が多忙となり帰省ができない娘に電話で近況を報告すると「良かった」と喜んでくれた。

 いくつになっても子は鎹。娘が我が家では一番大人なのかもしれない。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:07 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日    ※イラストはイメージです

発散!

kendo1_color.jpg 家に3人も幼児がいると、さっきまでじゃれあって遊んでいたと思ったら、すぐに喧嘩がはじまる。上が女の子で、下が男の子2人。お互いに体も大きくなってきて、叩いたり蹴ったりする力も強くなってきた。ぎゃんぎゃん泣く声も、半端なく大きい。どこか健康的に発散させてもらえる場はないものかと探していたら、とうとう見つけた。

 地域で力を入れている、剣道だ。お試しで数回行ってみたら、思った以上に子供たちが気に入ってしまった。家では「大きな声を出さない、走りまわらない、叩かない」と言っていることを、ルールさえ守ればすべてやらせてもらえるのだから、子供にとったら最高の環境のようだ。

 特に男の子たちは、練習用の竹刀を持って、先生の竹刀を思いっきり叩かせてもらうのが快感らしい。姉は呑み込みがいいのか、まだ数回なのになかなか様になってきた。練習が夜にあるのが難点だが、剣道に行くために早めの夕食とお風呂を済ませて、だらだらとTVを見ている時間も無くなった。練習が終わればすぐに眠ってくれるから、寝かせつけも楽だ。

 これで、家での喧嘩が少なくなれば、最高なのだが…。

(30代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 17:30 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月16日    ※イラストはイメージです

祖父母の墓

251284.jpg 夫婦別墓が増えそうだという。友人達も夫の墓に入らないと言ってる。こんな世相を祖父母は、墓の中でクスクス笑ってるかもしれない。祖父母は隣同士で墓を並べて仲良く眠っている。

 祖母は一人娘だった。そこへ婿入りした祖父。しかし昭和初期のこと、男子の沽券にかかわると言って、絶対に入籍しなかったらしい。頑迷ではあるが、基本的には楽天家の祖父と、何でも人任せでこちらも超楽天的な祖母は、二人して世間体なんか気にもせず、そのまま籍とは無縁に結婚生活を続けてきた。当然夫婦別姓だったが、特に不便もなく、あっけらかんとしたものだった。だから両親も私も、祖父母の名字が異なる事に何の違和感もなく過ごしていた。

 祖父が先に天国に逝ったが、二人とも平均以上の長寿を全うした。祖父母の別姓を改めて実感したのは、祖父が亡くなった時だ。周囲の者は初めてハタと困った。お墓、どうしようか・・と。

 祖母方には江戸時代から続く代々の墓があった。でも祖父は絶対にそこに入りたがらないだろう、と想像できたから、新たに墓を作り、名前の違う両家の墓が並んだ。

 祖母は墓参時、祖父と自分の祖先の墓の両方にお供えをして手を合わせ「おじいさん、私もいずれ隣に来るからね」と語りかけていた。

 祖父が他界して8年後、祖母は祖父の墓の隣に立つ代々の古い墓に入った。結果的には随分と先進的な祖父母だったということになるのかもしれない。

(60代・女性)
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久々な娘との時間

013231.jpg 娘が昨年に続き、上司から会社のゴルフ大会出場の要請を受け、私も娘のゴルフの腕前を見たくてゴルフ練習場に付きあった。暫くぶりにクラブを握ったせいか10回振っても総て空振り。ゴルフ経験のない私も余りの娘の下手さ加減に笑うわけにはいかないが心の中では大爆笑。

 その後も当たってもチョロと空振りの繰り返し、いくら相手の長所を見抜きモチベーションを上げる事が得意な私でも間違っても「ナイスショット」と声を掛けられる当たりは一発もなかった。

 ゴルフは素人の私だが、ボールを見ないで、ただがむしゃらにクラブを振っている様に見えたので、そこの所をアドバイスすると急にボールが当たり始めた。そこからコツが掴めたのかボールが一直線に200ヤード付近まで飛ぶようになり、したり顔の娘に「ナイスショット」と声を掛けた。

 途中用事があった私は、ボールカードを購入し娘に渡し、「このカードで納得いくまで練習して」と言うと娘に笑顔で感謝された。考えて見れば娘が年ごろになってからは、2人だけでどこかに出かける事は久々な事。私も年齢を重ねるごとに大爆笑などする機会もなかったが、久々に心の中だが笑えた。本当に楽しい時間が過ごせた。

 昨年のゴルフ大会では娘の成績は断トツのビリだったようだが、この天然の娘だからこそ参加させたいのだろうなと上司の気持ちもちょっぴり理解した。

(50代・男性)

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草取り

787291.jpg 小さな庭だが、温暖化のせいか今年は草の伸びるのが早く、夫婦で草取りをすることになった。しゃがみ込み、手や鎌を使って根から抜く作業を繰り返すが、初め「ケーキ入刀以来の共同作業」と冗談を飛ばしていた夫もその後お喋りがなくなった。ただ黙々、ひたすら黙々と腕と手先を動かす。長袖シャツに手袋、頭には麦わら帽子に顔はタオルで頬かむり、その上首にもタオルを巻いたいで立ちで日焼けを防ぎ、汗がじわりと出てくると水分を補給する。慣れない作業に腰が疲れ、足も疲れて膝をついてしまうことがあるが、スルスルと根から抜ける時の感触を味わえる快感は何とも言えない。

 やがて仕上がる。作業を終えて立ち上がり二人同じ動作で腰に手を当てて身体を反り返す時の充実感はたまらず、思わず顔を見合わせ笑みを交わす。こんなひと時をあと何年味わえるのだろうかと思いもする。手を洗い鎌をきれいにしながら、今日の夕食はとメニューを考えていると「寿司でもとらないか」と夫から声がかかる。それも良いと思いすぐに「そだね、特上でね」と答え、久しぶりの夫唱婦随と言って笑い合う。草取りがくれた和やかなひと時に感謝、であった。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:45 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月30日    ※イラストはイメージです

歩く季節

1011101.jpg最近、3歳の双子と歩いて幼稚園に通園している。

普段は車ばかりの田舎の町。暑い夏や寒い冬はとてもじゃないが子供たちは歩かない。

やっと来た朝の光が優しい春。風も涼しく気持ちがいい。

「今日も歩いていくよー!」と私が言うと、張り切って準備する二人。

じゃれあいながら玄関を出て、庭を横切ったところで兄、しゃがみこむ。

「抱っこ」

「えっもう?」

あきれるが、ここで機嫌を悪くすると幼稚園までモチベーションが続かない。

仕方なく抱っこ、少し進むと「やっぱ歩く」

兄は、歩くのが嫌いらしい。

それに比べて弟は、後ろもふりかえらずずんずん進む。進みすぎて、兄を抱っこしながら髪をふりみだし、ダッシュで追いつく。

道の途中、牛舎で繋がれた牛さんにあいさつ。

以前、祖父のお見舞いに行った病院に向かって「おじいちゃーん!」と叫ぶ。

稲の発育状況を見る。

ルーチンワークをこなしていると、やっと幼稚園に到着。大体50分前後かかる。

大変に、疲れる。

でも、こうやって歩けるのも小学校にあがるまで。それに、春と、秋の晴れた日限定。

子供たちと歩ける幸せを感じながら、ぶらぶらと一人で歩いて帰ったら、わずか8分しかかからなかった。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 22:08 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

母とブテイック

 テレビもない時代、夕食後にすることは何もなかった。

 ただ一つ、毛糸の巻取りを手伝った思い出は鮮明だ。両方の手首に毛糸を掛けられ、母が黙々と毛糸を巻き取っていく。手首からするすると毛糸が抜けていく。幼い私は、けっこう上手に腕を動かして母の巻取りが楽になるよう頑張っていた。時々毛糸が絡み、母がいざり寄ってきて毛糸をほぐす。静かな夜の点景。手がだるくなるくらい、長時間の時もあったが、私はこの手伝いがきらいではなかった。

648335.jpg 母は手先が器用だ。編み物も裁縫もこなした。遠足のブラウスやスカート、セーターやカーディガン・・人様が感心するほどうまく、私は鼻高々だった。私の人形の服まで、可愛いデザインで何着も縫ってくれた。

 時代とともに既製服が増え、母がミシンを使ったのは私が中学生だった時、ピアノの発表会のドレスを縫ってくれたのが最後だろう。そのミシンもいつの間にか消えた。

 編み物も肩が凝るから、という理由で遠ざかり、編み針や毛糸が詰まった大きな箱は、編み物が好きな私の友人に差し上げてしまった。

 89歳になった母だが、ブテイックを巡るのが大好き。行けば店員に専門的な質問もする。裁縫の知識、関心は衰えていない。でも悲しいかな、母は足腰が衰え、頻繁には行けない。体調と相談しながらできるだけブテイックでの買物に連れて行ってあげたい。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 17:50 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

娘の引っ越し

 娘の会社の寮が老朽化して建て替え引っ越しをする事となった。今までは家賃は格段に安かったが、私が若いころに住んでいた様な住居で23歳の娘が住むにはちょっと安全面でも心配な所があったのは確かだ。休日に娘が帰ってくるたびに新しい寮の進捗具合を楽しみに語っていたが、ついに完成。入居可能となり妻と同行。引っ越しに手伝いに行った。

739886.jpg 大きな家具等は同僚の男子社員がトラックを借り運びこんでくれたので、カーテンなど妻と娘が休日に新しい物を購入、新調した物を付け替えたり家具のレイアウトをしていた。私は手持ちぶさだったので新築の部屋の掃除を一手に引き受けた。自宅の掃除など妻任せでめったにしない私だが娘の為、隅々まで拭き掃除をした。

 さすが新居だけあり、今までは呼び鈴のみで外部から他人が訪ねて来ても確認できなかったが、新居には録画付きモニターも完備され私が懸念していた安全面も解消された。しっかり者の娘だけに一人暮らしをさせる事に心配はしていなかったが、私と同年代の頃を比べれば本当に大人になっている事に気づかされた。

 仕事ではもう中堅になってきているが上司には信頼され、後輩から慕われている様子も伺われる。だがまじめすぎるので弟の様にもう少し青春を謳歌して欲しいと思う親心もあった。だが他人を思いやれる所が彼女の最大の長所、若いころは二度とない。これからはこの新居で楽しい思い出が沢山作れる事を祈る。

(50代・男性)

posted by ファミリー・プロミス at 17:45 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実家を片付けながら

1124873.jpg 父の死後母が長く守ってきた実家。その母が亡くなり、とうとう片付けが必要になった。遠隔地でもあり、短期間でやる必要もあって兄弟とその嫁、夫総出になった。捨てるもの、残すもの、再利用できるものなどに分ける。業者に来てもらって引き取ってもらうことも並行させる。それでも目に見えてきれいになるというものではない。どうしてこんなに多いのだろうと思う。

 が、三日位すると空間が多くなった。やればできる、などと冗談を言いながら、今度はこだわって持ち帰ろうとするものの話になった。真新しいジャンパーが数点あったほか、父の未使用の下着類がたくさん出てきた。今は必要なくともいずれ入用になるといって母が残していたものだ。が、よくみると首の後ろのところにマジックで姓が書きこまれている。

 大きさはよいが、これを着ていて自分が行き倒れになった時には身元不明扱いになる、と夫が言うとじゃあみんなもらっておく、と兄が手を伸ばす。それにしても供養にもなるからと数点もらうことにし、元気なうちに着用しようということになった。変な話のようであっても会話ははずむ。久しぶりの兄弟一緒の作業、湿りがちでないのが大助かりという思いがした。

(60歳・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 08:36 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月28日    ※イラストはイメージです

小さな背中

373749.png娘が小学校に入学した。

車で幼稚園に送り迎えしていた日々が突然、ランドセルを背負っての徒歩通学。

教科書と雨合羽でずっしりと重くなったランドセルを準備しながら、入学式の翌日から私は心配でたまらなかった。

そもそも、車がないとどこにも行けない田舎に暮らし、娘にとってはどこに行くにも車だった。幼稚園では遠足に行ったことはあったが、持ち物はお弁当とお菓子程度、移動はバスや電車だった。

距離にして15分程度。入学前に何度か歩く練習をした。その時も、荷物は持っていなかった。果たして歩けるだろうか、ランドセルの重さに肩や腰を痛めないだろうか。近所には同世代はおらず、いきなり5年生と6年生だけの登校班に入れてもらうが、ついていけるだろうか…。

心配は尽きないが、初登校の日がやってきた。

集合場所に着くと優しそうな上級生の女の子たち。促されて登校班の真ん中あたりに入れてもらう娘。

一人だけランドセルが動いているかのような小さな背中の娘を見送りながら、「頑張って」と心の中でつぶやいた。

まだ始まったばかりの小学校生生活。登下校だけでなく心配は尽きないが、これからはそっと後ろから支えていこうと思う。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 14:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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