ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年04月14日    ※イラストはイメージです

狭いよね、都会の空

 孫の手を引き散歩中のことだ。はるかに飛行機のゴーという音が聞こえ、だんだん大きくなってくる。続いてバリバリバリとヘリコプターの音も。おやおや今日はなんて忙しい日なんだろう、と思っていると、孫が自分から手をほどき仁王立ちし耳を澄まして音を捉えている。

441789.jpg やがて頭の上あたりを通過するな、と思っていると、空に向かって手を振り出した。姿が見えると「あった」と叫び、振る手が一段と大きくなり、満面の笑みを浮かべる。あまりに仰向けになるので背中を支えながら、そうか、好きなんだ、空を駆けるものが、と思っていると、「ばいばい、しているのよ、この子は」とママ。

 「やがて見えなくなるでしょう。だからこの子には、さよならの対象なの」と説明を受け、なるほど、と思っていると、振っていた手を下ろして悲しそうな顔を向けてきた。「どうしたの、飛行機さん行っちゃったから」と聞くと、「ううん、見えなくなるのが早すぎるって言っているのよ」とまたママ。そうかぁ、孫が住んでいるところと違ってこの辺りは見上げる空が狭いから、と気づいた。

 「もっと見ていたかったね。おうちに帰ったらゆっくりと手を振ってあげてね」と慰めの言葉をかけてやり、もう一度手を握ってやると理解したのだろうか、気を取り直したように歩き出した。成長を見る思いがした。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:35 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月09日    ※イラストはイメージです

おむつ外れは突然に

967634.jpg我が家の双子、もうすぐ4歳。

双子ということにかまけて(?)母の私はあまり指導的なことをしてこなかった。一卵性の双子で、そこにいるだけで可愛いし、面白いし、ここまで大きくしただけでも大したもんだし、と変な自負もあった。

それが先日、保育園の先生に、「2人とも色がまだ言えないし、顔を描いてと言っても、目も鼻も口もぐじゃぐじゃだし、おむつも外れてないし・・・」と日頃の思いを一気にぶつけていただいた。

母は衝撃的だった。直視してこなかった双子の能力は、ほかの子供の成長に比べて遅いらしい。その日から焦った。進級して、春には遠足がある。遠足はおむつを外さないといけないらしい。色は3歳児検診の時にチェックされていた。他の子は3歳になればできるものなのか。

急に焦っておむつ外しを試み、色を教え、お絵かきを教えた。先生が言われたとおり、2人とも全然できない。観察していると、2人ともできないから安心している節がある。もしや、一度できたときは褒めて褒めて褒めまくったらうまくいくのでは?

案の定、ある日突然色がすらすらと言えるようになった。ある日突然、おむつの中では排泄しなくなった。突然、上手に目や鼻や口を配置できるようになった。人が能力を獲得していく様をここ数日、つぶさに観察している。

可愛いだけでよかった我が子も、少しずつ自立していると思うと、ちょっぴり切ない気もする。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:03 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

酔い上手

我が家と義姉の家族が久々に全員集まったので居酒屋で食事会を開催した。皆が集まるなんて数年ぶりである。ましてはお酒を飲むなんて初めての事。

普段は無口な甥っ子は酒を飲むと途端に雄弁で愉快になる。冷静な姪っ子もお酒が入ると笑い上戸。真面目な義姉も梅酒の梅をかき回しながら「いっもより多く回しています」と別人の様にはしゃいでいた。

706555.jpg義姉一家の楽しい別の顔が見られ驚ろかされた反面、親しみが感じられた食事会となった。妻と息子も聞き上手でお酒と料理と愉快な会話を楽しんでいた。運転係でお酒が飲めない娘と、酔っ払いが嫌いで飲み会は最近一切NGの私も4時間もの長時間。飽きる事なく楽しい時間が過ごせた。

誰も不快にさせない全員酔い上手。こんな楽しい飲み会なら何度参加してもいいや。早く他界した義兄も隣で笑っている様に思えた。義姉一家との絆がますます深まった瞬間だった。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:52 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伝達式

 最近の母は、老い支度をゆっくりと進めているようだ。ある日、母が部屋に呼んだ。ベッドの上にワンピースが横たわっていた。「懐かしい〜!」と私は駆け寄った。紺色の縮緬素材で涼しげなワンピースは、母が祖母に買ったもの。晩年の祖母のお気に入りで、病院通いによく着ていた。

 明治女の祖母は、人生のほとんどが着物だったが、後半人生は洋服が多かった。しかし靴を履く事はなく、洋服でも足元は下駄や草履だった。アンバランスだが、祖母のそのファッションは愛嬌があり、違和感がなかった。話ずきで愛想がよくて、多くの人に好かれていた祖母。

 祖母のワンピースを手に取ると、鼻先に蘇ったのは、紛れもなく祖母の臭いだった。化粧も香水も無縁の祖母だが、不思議と何かしら時々ほのかに香った。祖母の髪は長く、病床に伏しても髪を束ね丸めた。不器用な祖母だが、髪を結うのは確かだった。祖母と香りが結びつくとしたら、洗髪に使っていた椿油だろうか。清々しい石鹸のような体臭だったのだろうか。生前に聞いておけばよかった。

819223.jpg 「そろそろ処分しようかと思って」と母が呟く。「草履もバッグもあるのよ、ほら」。驚いた。母はこれらをカビも生やさず、シミも作らずきれいに35年余り保管していたのだ。「処分しないで。私が持っておくから」と言うと、母は表情を崩し私に託した。本当はそれを頼みたかったのだろう。

 身辺整理をする母。親にとっても子にとっても寂しい季節だが、この小さな「伝達式」に、祖母が香りとなって参加していたことがちょっとうれしい。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:45 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地域ってありがたいね

705614.jpg娘が孫を連れて帰省し帰るという前夜、久しぶりに近くの焼き肉レストランへ行こうということになった。

そして食欲も話も大いに満たされたあとのレジの前。「はいっ」と店主が孫に小さな菓子袋を差し出してくれた。おや、こんなサービスも、と思っていると、「娘さんたちもこのくらいの時によく来てくれていたよね」と語り出
す。

近所だし、確かに娘たちを連れてよく来ていたが、その後は中断といっていいくらい、せいぜい年に数度くらいになっていた。夕方犬を連れて我が家の前を散歩する店主を見かけるたび、近くなのに申し訳ないと思ってきたが、巣立って長い娘たちのことを覚えていてくれたとは、と思うと嬉しさが込み上げてきた。

夜、タクシーで家に帰るとき、この店の名を出すとすぐに行き先を分かってもらえ便利だったと娘が言うと、「先代から長くやっているからね」とか「ここらではうち一軒だから」と応じてくる。

話がはずんでいると脇から「おかし」と言って孫がもう一袋催促しだす。食べ過ぎるからと今度は飴玉にしてもらったが、退屈している合図だろうと思い、店を出ることにした。

帰路、こうやって幼い子たちは見守られるんだ、と娘。地域ってありがたいね、と応じた。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:31 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月20日    ※イラストはイメージです

冬の楽しみ

今年の冬は37年の記憶を遡っても特に寒い。

積雪で子供の学校が休みになったり、普段なら車で15分の自宅に帰るのに2時間もかかるなんて経験はしたことがなかった。現在は、寒さはまだまだ厳しいが、今までのような豪雪は終息したようでほっとしている。

私に似て、3人の子供たちは温泉が大好きで、冷え切った体を温める温泉は冬の楽しみの恒例行事となっている。今年は吹雪やあられの中で露天風呂に入るという楽しい体験もできた。

097275.jpg露天風呂に入るとあっという間に時間がたち、2時間くらいはたっぷり楽しみる。先日、いつもより足をのばして少し遠くの温泉に行ってみた。

普段行く温泉はたいてい閑散としていて、人がいないときだけと約束して露天風呂に我が子3人を解き放つのだが、今回は人が多く、シャワーも順番待ち。内風呂も露天風呂も普段入っているものの大きさの1/5くらいしかなかった。

細心の注意を払って子供たちには騒がないよう、走らないよう、飛び込まないよう言い聞かせていたのだが、入って早々、知らないお客さんに言われてしまった。

「子供たちを騒がせないでもらえます?自宅じゃないんで」
…全く騒いでいなかったのだが、気になる人もいるのだと学んだ。

言われた時は悲しく悔しかったが、今は子供がいるだけでイライラする人がいるのだと肝に銘じている。

でも、温泉はあきらめられない。今後はさらに注意を払いつつ、子供たちと冬の温泉を楽しもうと思う。

(30代・女性)
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2018年02月09日    ※イラストはイメージです

おかあさんのお手伝い

わたしはごはんを炊きました。

なぜかというと、お母さんは兄弟の習い事に行っていて、お留守番をしていたので、お母さんを喜ばせようと思ったからです。

でも今まであまりお手伝いをしたことがなかったので、水の量とかお米の量とか分からなくて、お父さんに電話して聞きました。お父さんもビックリしながら、でも、うれしそうに教えてくれました。

157571.jpgお母さんが帰ってきて、自分が炊いたごはんを食べてもらったら、「おいしいね!」と言って、とても喜んでくれました。私も、とてもうれしかったです!

わたしは、またいろいろなお手伝いをして、おかあさんを喜ばせたいです。

(10代未満・女性)

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posted by ファミリー・プロミス at 11:44 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

想い出のグローブ

 昨年暮れマイカーを廃車にするため、車の中を整理すると古い野球のグローブが見つかった。このグローブは息子が小4の時から中学2年生までの5年間、2人が河川敷でキャッチボールをした想い出が一杯詰まったグローブである。自分の子供とキャッチボールをする事は一人っ子で育った私が結婚し男の子が生まれた時、最初の夢だった。

535204.jpg 息子と初めてキャッチボールをした時は夢がかない感激し、息子に怪我をさせない様、私が手加減をしながら投げていたが、成長するに従い息子のボールの方が速くなり、高校受験が始まる中2の最後の頃には、息子のボールが速すぎて私が受けらえれず反対に手加減をして投げてもらっていた。本当に楽しかった。

 グローブを良く見るとボールを受ける箇所は黒く変色し皮は薄くなり本当に使い古されたグローブだが、このグローブは多感な年ごろな息子と私の絆を深めてくれた大事なアイテムであった。キャッチボールをしながら息子とフランクな会話が沢山出来た。親子と言うよりは親友の様な関係だった。

 あれから7年、今は使わなくなったグローブだがこれからも大事に保管しておく。あと数年もすれば私にもきっと孫が生まれるだろう。その孫が成長し、息子とキャッチボールをした時のように同じ河川敷でこのグローブで笑いながらキャッチボールをする事が私の老後の生きがいとなるだろう。その時が本当に楽しみである。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

豆まき

983617.jpg 節分は小さな春の到来を告げる行事です。邪気を払い息災を願って豆をまくという、日本の伝統行事の中でも一番好きな季節行事です。ちょっとユーモラスで童心に返ります。でも最近豆まきの声が聞こえてきません。

 我が家は私が幼い時から毎年欠かした事がなく、大人だけの家族になった今でも続いています。父が現役時代は、この日だけは接待も断ったり、早く帰宅したものでした。父が威勢よく豆をまく後ろで、家族そろって「鬼は〜外、福は〜内」と声を張り上げました。

 でも隣近所では今やどこも豆まきをしている様子がなく、子どもがいる家庭だけの行事になったのでしょうか。日本の伝統行事から人々が遠のいていくのは残念なことです。昔からの日本人の精神性は引き継いでいきたいと思うのです。

 最近は落花生の豆まきまで出てきて、ちょっと興ざめ。やはり豆は大豆。尤も、外にまくのは数個だけにしました。掃除も大変だし、勿体ないの精神も大事ですから。昔はそれに比べるとふんだんにまきました。今より社会は貧しかったはずなのに、豪快でした。翌日の道には豆があちこち落ちていてこころ和んだものですが、今やそれも環境問題になるのかしら。

 夫が豆まきをするようになりましたが、恥ずかしそうで、父に比べると声が小さいのです。豆まきも性格が出るようです。ことしも息災に過ごせますように。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:17 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

落ち葉掃き

 秋は紅葉、晩秋には枯葉となって風に舞い、冬は落ち葉になる木の葉。留まるもの、運ばれるものなどあるが、葉の種類でどこから来たものか分かる。が、「家の前を掃き掃除するときは隣のとこまで掃け」と母から教えられてきた。

246755.jpg 落ち葉は軽いので掃除にもコツが要る。箒にくっついてしまうからだが、軽く、箒の先でヒョイとタイミングよく持ち上げないとゴミ入れに収まらない。帰省中の娘が技を身につけようと始めると、「ぼくも」と言い三歳の孫が箒をもう一つ持って始めた。箒の先を跳ね上げてしまうのでなかなか集めることができない。それでも根気よくやっているとゴミ入れに入ってくるものも。そのたびかわいいドヤ顔を向けてくる。

 楽しそうにやる声が聞こえたのか、隣の奥さんが顔を見せ「あれ、うちの前まで」「お互い様です」、「いつもすみません」「どういたしまして」とひと通りの挨拶が交わされる。「あれ今日はお孫さんまで」「掃除デビューです」に意味が分かったのか、孫が盛んに箒を動かすと拍手が起きた。「そろって幼子バカ」と大笑いしながら会話が弾み、絆の深まりを実感した。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:07 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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