「ほっ!と一息家族」エピソード - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

メルマガ登録募集中!   メルマガ登録はこちらから

「家族の絆」メッセージや全国の活動の様子などをメールマガジンにて配信しています。
是非、お気軽にご登録ください。(個人情報はメルマガの配信のみに使用いたします)

2020年07月11日    ※イラストはイメージです

息子の夢

 息子と休日が重なった日に、息子が現場代理人を務めたダムに隣接する公園を見に、息子の案内で妻と3人で行った。幼い頃、私と公園に行ってはキャッチボールやサッカーをして遊んでいた息子。当時私は気づかなかったが、「この公園を造った人はどんな凄い人なんだろう?」と毎回感じていたそうだ。

「子供に夢を与えられる公園を作りたい」そんな一心で勉強して公園を設計、施工した会社に入社した。入社当時は公園を設計、施工した人達と机が隣り合わせで仕事出来る事に感激していた息子だが、現在は社長や上司に指導を受けながら、行政との打ち合わせや、現場との意志疎通を図る重要な現場代理人を入社2年目で任される程会社からも期待されている。

766726.jpg「俺の夢は自分の子供にこの公園はお父さんが造ったと自慢する事」と語る息子。会社の信頼は厚く幹部候補として、まだ未熟ながらも重要な業務を次々と任される息子。将来その夢はきっとかなうだろう。私も社会に出て43年になるが、この様に形に残る仕事は出来なかった。私と遊んだ事で自分の夢を持ち、それを仕事にしている息子を誇らしく、また羨ましくも思えた出来事だった。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:26 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月10日    ※イラストはイメージです

夏休み

1465199.jpg小学生の私は、毎年夏休みは田舎の祖父母に預けられ、夏を存分に楽しみました。祖母が蛍刈りに連れて行ってくれた川。幼い私には大河のように見えていたけど・・。

前を通るのが怖かった豆腐屋さんの大きな真っ黒の牛。いつも全速力で通り抜けました。

おじいちゃんがハンモックを作ってくれて大いに走り回った柿山は、昆虫採集の宿題が簡単にできちゃった山でした。ハンモックでの昼寝は至福の時間でした。

タニシを採った透き通る小川。

井戸水をくみ上げる釣瓶の音。おばあちゃんがくみ上げてくれた井戸水で顔を洗うと冷たくて気持ち良かった〜。井戸の側には鈴なりのスダチの木。

ああ、夏休みがいつも楽しみだった〜。

おじいちゃんとおばあちゃんが待っている田舎に行ける。お母さんとお父さんが迎えに来るのはうれしかったけど、半分はちょっとさみしかった。もっともっと、田舎で遊んでいたかったから・・。

おじいちゃんが毎朝ひいてくれた大豆。引き立て黄粉の何と香ばしくおいしかったこと。今も黄粉を口にするたび、朝の光の中で香りが輝いていた縁側を思い出します。

メルヘンのような素敵な思い出が私にはある。なんて幸せなことでしょう。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 00:00 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月09日    ※イラストはイメージです

愛犬もワンチーム

1122219.png 離れて暮らす娘からタブレットに動画が送られてきた。一歳になったばかりの孫が未舗装の道をぎこちなく歩いている。転ばぬようにと祈る気持ちで見ていると、おやっ、片方の手にはリードが握られている。そうか、犬を連れているのか、と思うと同時に、ますます転ばぬようにと祈るような気持ちになる。

 が、そのうちに心配がなくなった。犬との距離が絶えず等距離で、リードも同じ角度で垂れたまま歩が進められているのだ。見ていると孫の歩く様子は変わらずマイペースなので、そうか、犬の方が忖度して安全歩行を担保してくれているのだと悟った。そういえばこの犬、預かっている間の散歩でもリードを引っ張ることがなく時折り後ろを向くなどして間隔を維持しようとするそぶりが際立った。

 幼児にも変わらぬお付き合いをしてくれているのかと思うとハグしてやりたくなる。よくしつけられているのを痛感したが、タブレットではコンビ振りを見せたくて送ってくれたのだろう。ありがとう、娘よ。孫の成長、十分にくみ取らせてもらいましたよ。そうだ、お返しに、今度家庭菜園の収穫物を送ってやろう。こちら老夫婦も元気にしている様子を知らせられる最高のものになるはずと思った。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:09 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月13日    ※イラストはイメージです

自然の庭

「きっとびっくりするよ」と結婚前夫は言って私を実家に連れて行った。「何にびっくりするの」と聞いてもただ笑って答えない。ご両親やきょうだいに会い、結婚も快諾された。聞き慣れない方言も新鮮だった。

翌日、夫は私を生まれた家に連れて行った。村の山深く、車も入れず道端に止めて歩いて山の中へ。頂き近くにポツンと建つ小さな古い家。夫が生まれ育った家だった。 

778389.jpg森の中の、今は誰も住まいしない一軒家。木々に囲まれ、草花が茂り、時間が止まったような静寂の中、空と緑しか見えない。ここで夫は中学生まで過ごした。木々と草花を友として。耳に届くのは風にざわめく木々の音、沢の流れ、鳥の声。何と贅沢な自然の庭。

夫が生きものをことの他愛し、木々や草花にめっぽう詳しい訳がわかった瞬間だった。誰に対しても、虫や動物に対してさえも優しい夫を育んだ自然の庭だった。

「びっくりしただろ、こんなところで育ったんだよ」と夫。私が知らない子ども時代の夫を知っているこの自然。久しぶりにあの「庭」に行きましょう。木々は空に向かって更に伸びたことだろう。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:50 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

息子の気配り

1891129.jpg娘の彼氏が挨拶に来た。いつも娘を迎えに来るが、娘は私たちと彼氏を会わせるのが恥ずかしいのか、私たちの隙を見つけ出かけてしまう。娘が出かける日を聞きつけ息子夫婦が遊びに来た。息子は彼氏が来るのを待ちわびていた。会った事もないのに、彼氏の愛称である「たっくんにいつ会わせるんだよ?」と娘の前で「たっくん」を連発。

最初の内は恥ずかしがっていた娘だが、弟の「たっくん」攻撃に娘も満更ではない様子、彼氏が到着すると、まず弟夫婦が彼氏に挨拶に行った。その時「両親が会いたがってますよ」と息子が彼氏に話すと、初めて彼氏が車から降りてきた。「娘の父です」と私が挨拶すると、さすが娘が選んだ相手。「いつか手土産を持って挨拶しなければならないと思っていたのですが」と見るからに品行方正な好青年だった。

私は「娘を頼みます」とまだ婚約もしていない内に思わず言ってしまった。これは姉思いの息子なりの気配りだと思う。息子と違い姉はこうでもしないと彼氏を私達夫婦に中々会わせる事が出来ない。彼氏と私たちの距離を近づける為、息子が姉を気遣い、計画していた様に感じる。

いきない私達夫婦や、息子夫婦と初対面した「たっくん」も驚いた事だろうだろうが、息子のお蔭で距離が一気に近づく事が出来た。息子に続いて「娘の結婚も早いかな」と思った私がいた。

(60代・男性)

posted by ファミリー・プロミス at 10:44 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

糸電話復活

589351.png自粛の折り、テレビやスマホにも飽きてきて、何か、という雰囲気が家内にあふれだした。三密も言われているのでかるたやトランプは避け、ぬり絵や似顔絵描きではどうかなという思いが消えない。そうか、飽きるのはコミュニケーションがないからと思い至った時、糸電話を思いついた。さっそく提案したら家族が乗ってきた。

昔作るのが難しかった丸筒にはトイレットペーパーの芯が当てられるし、糸には丈夫なタコ糸がある。取り掛かり始めると夫も乗ってきた。糸の長さを二メートルにして作り上げると、孫が「ばあばそっち持ってお耳に当てて」と言ってきた。

糸がまっすぐになると「ばあば、美味しいご飯をありがとう。おさかなおいしかったよ」と第一声が飛び込んできた。「あら、うれしい、それって素敵な男の子よ」と返すと、隣で聞いていた夫が「こいつは一本取られた」とはでにのけぞった。

食事作りへの感謝を口にしない自分に気がついたということなのだろうか。相手が夫になっても孫は一向に筒を耳に当てることなくしゃべり続けている。楽しいのだろうし、こちらもいい気分転換になる。明日も、と言ってきているが、次の策を考えておかねばとも思う。自粛のメリットを探すのが楽しみになってきた。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:35 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月11日    ※イラストはイメージです

川記念日

最近の週末は、もっぱら家族で自転車に乗って出かけている。元々人口の少ない土地であるが、一応3蜜を避けて人気のない場所を選んで出かける。小学生の娘と、5歳の双子と夫と私。

先日、河川敷を2キロほど行くと、子供を遊ばせるのにちょうどいい浅瀬があった。清流と呼ばれるだけあるきれいな水で、子供たちはすぐにびしょびしょになって遊び始めた。私たち夫婦は二人で足を川につけながら、その様子をぼーっと眺めていた。

ふと、視線を感じて振り返ると、カメラを構えたおじさんが立っていた。おじさんは、趣味のカメラで、わが子を撮りたいと言ってくれた。こんなびしょびしょの子らで良ければどうぞどうぞ、と撮ってもらった。

535869.jpgしばらく撮影したのち、私たち夫婦も一緒にどうかと提案してくれ、お言葉に甘えて撮ってもらうことになった。しばらく世間話をして、写真をくださるということで住所を教えて、その日は別れた。

数日後、おじさんが送ってくれた写真が届いた。その写真の中の子供たちの、生き生きとした表情。楽しかったその瞬間が見事に切り取られてあった。写真ってこんなに素晴らしいかと感激しきりであった。

私たち夫婦はめったに子供を撮らないが、家族写真も全くと言っていいほど撮らない。あの日の私達はおしゃれからほど遠い自分ではあったけれど、写真で残ると特別な一日になった。

あの日は川記念日にしようと密かに決めた次第である。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 08:56 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日    ※イラストはイメージです

桃の季節

187840.jpg店頭に桃が並ぶ季節になった。甘酸っぱい桃の香りに亡くなった叔父を思い出す。果物はあまり食べなかったのに、桃だけは好んだ。叔父は桃畑の中で育った。叔父の姉である私の母や、私自身にとっても桃は故郷そのもの。夏休みには祖父母が暮らす桃畑の山に行くのが待ち遠しかった。

もぎたての桃はジューシーで何とおいしかったこと。兄のように慕い、大人になってもお兄ちゃんと呼んで慕っていた叔父が六十二歳で急逝したのは、桃がおいしい季節だった。「この桃おいしいなあ」と夕食後の桃を至福の表情で口にしたのが最期の言葉だったという。その一時間後、叔父は逝った。

訃報に駆けつけたあの日、叔父の部屋で携帯電話が叔父の大好きな歌の着メロで呼んでいた。主が出ない電話に次々と打ち合わせのメッセージが入る。明日のこと、来週のこと・・。もう叔父には来ない時間なのに。携帯電話が思いのほか哀しみを増幅させた。

叔父がいなくなって桃の季節が寂しくなった。桃の香りは記憶の扉を開き遠い日を招き入れてくれる。故郷の山、祖父母の姿、若い叔父に遊んでもらっていた私。将棋をして、いつも上手に負けてくれた夏の日の縁側。あの時も傍らにガラス皿に乗った桃があった。おにいちゃん、また桃の季節が来たよ。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:53 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

失恋が生んだ家族の絆

1002117.jpg私の家族はファミリープロミスの8つ目、家族独自の約束として「家族に何か嬉しいことがあれば一緒に喜び、悲しいことがあれば一緒に悲しむ」というものがあります。今回はそのプロミスができる過程をお話します。

私が高校生の頃、大好きな人に振られてしまい、夜な夜な1人部屋で泣いていることがありました。私は、私が悲しむことで家族まで悲しくさせたくないという気持ちがあり、親には泣いている姿を見せないようにしていたのです。

しかし、そんな悲しむ姿を悟った母親は、私が部屋で1人泣いていることに気づき、慰めてくれるどころか、私と一緒に泣いてくれたのです。私はそんな母の姿をみて、私のことを私より悲しんでくれる人がいると知り、嬉しい気持ちになりました。そのおかげで失恋してしまった悲しさも半減し、立ち直ることができました。

その日から、私たちの家族では、家族内で嬉しい気持ちも悲しい気持ちも共有することで嬉しさは倍、悲しさは半減しようと約束しています。

(20代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 15:39 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月09日    ※イラストはイメージです

小さな春

テレビでプランター野菜栽培を見るたびに飛びついて、なんとなく植えては失敗を繰り返していた夏野菜。今年の春は自宅時間が長いため、放置していた小さな庭の一角を耕すことにした。今まではインターネットで見た情報やテレビでうろ覚えの情報を頼りにして、苗もの・種ものもスーパーで買っていたが、今回は苗もの専門店で話を聞いてから植えることにした。

苗もの専門店の方の知識はさすがに豊富で、私のような人間にも丁寧にわかりやすく教えてくれた。今まで例えばプランター野菜で失敗していた原因は風よけをしていなかったことと、肥料のタイミングの悪さ、初めてついた花を大事にしていなかったためと判明。特に1個目の花に実をつけることはとても大事なのだという。

696181.jpg早速言われた通りやってみると、ついたついた、小さな実が1つ。この喜びは、閉塞感が付きまとう日々に潤いを与えてくれた。

我が家の小さな子供たちも毎日観察しては、日々の小さな発見を報告してくれる。これから少しずつ畑を広げて、子供たちに地産地消をさせてやることが目下の目標である。

(30代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 13:27 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔取った杵柄

長引く緊急事態宣言、一日も早い終息を祈りながら子供と過ごす時間を与えて頂いています。

子供たちの日々の生活はTVゲーム三昧・・・。どこか外に連れ出したいがそれもできず・・・。

こうなれば、一緒にTVゲームで盛り上がろう!ということで普段はまったくゲームをすることがなかったわけだが、子供と一緒に遊んでみました。

〜昔取った杵柄〜

1266704.jpgなんとなんと子供たちが苦戦しているゲームをドンドン、クリアする父。

子供たちもビックリしながら興奮していました。

チョッピリ格好いい姿を見せることが出来たかな?!

どんな環境でも親子で笑って乗り越えてまいります。

(40代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 13:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

息子の結婚

1291945.jpg 今まで同棲を続けていた息子が5月30日に正式に籍をいれると婚約者と挨拶に来た。こんなご時世で、結婚式は騒動が収まって皆が心から祝福してもらえる時期にすると言う。23歳の息子と21歳の婚約者。付き合ってから2年。職人気質で気難しい息子にはしっかり者のこの婚約者はお似合いだ。

 妻がいくら注意しても動じない息子も婚約者の意見には素直に従う。交際1年目は何度か喧嘩があった様だが、同棲して絆が深まったのか、仲睦まじく感じる。お互いの感性に通じ合う物があるんだろうな。

 妻と娘が得意料理を振る舞い2人を祝福した。娘の彼氏の話題が出る度に私が「え〜」を連発して、婚約者のつぼにはまったのかその都度大笑いされ楽しい報告会となった。

 5月30日から私に正式に娘が増える。「お父さん」と言われた時の気分は照れ臭いだろうな。婚約者の親御さんとも息子は溶け込み今では名前で呼ばれているとか。若い2人に幸あれと祈る。

(60代・男性)

posted by ファミリー・プロミス at 13:15 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めてのあんよ

1069439.jpg 外出自粛要請されている週末、少し遅い朝食を済ませるとすぐに「タブレットを見て」と娘から連絡が入った。早速見せてもらうと、まだ誕生日の来ない二番目の孫が拍手に合わせ、立っちしたかと思うとそろりそろりと歩き始めている画面が映し出されていた。「まあっ」と思い、すぐに夫を呼んで二人で見入った。

 三歩、四歩と歩みを進め、少し前のめりになり始めたかと思うと、パパの胸に万歳しながら飛び込んだ。動画を撮っている娘はさておき、その途中歩みを促すように、転ぶのを支えようとするかのように、五歳の兄が真顔で寄り添うようにしているのが微笑ましい。送られていた動画のタイトルは「349日目のあんよ」とあった。「これなら誕生日にお米一升を背負わせて歩かせても大丈夫」と言い夫も満足気であった。

 ちょうど帰省していた下の娘も一升米の体験をよく記憶してくれていて盛んに拍手を送ってくれた。

 歳を重ねると何かにつけ身近に成長するものを感じるのが楽しみだし、生きるエネルギー源にもなることがあるが、最近では最高のそれと思った。同じように小さな孫を持つ友人らにメッセージを送ると「いいね」が返ってきた。こうした仲間がいることも嬉しい。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 13:06 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月25日    ※イラストはイメージです

自粛生活、我が家の過ごし方

全国自粛生活が始まって、ニュースやワイドショーで、少しでも自宅で快適に過ごす方法が連日流れている。

私も3人の子供と四六時中過ごす中で、どうやって子供がメディア漬けや不毛な喧嘩ばかりせずに済むか、毎日頭を悩ませている。

私の場合、同じ市内ではあるが、町のはずれに実家があり、その恩恵が享受できている。実家に行くと山に筍掘りに行ったり、凧揚げをして楽しんでいる。

今までは休みの日にはお出かけするのが定番だったが、子供を連れてはスーパーに行くのすらも憚られる。

1145075.png最近発見したのが、草取りがとてもいい娯楽になることだ。実家の庭は広く、幸い毎日草を取ってもまだまだある。私以外の子供達はA型だからか、草取りをすると本当に綺麗に取ってくれる。

それぞれが黙々と草をちぎってもよし、賑やかに取れた草の量を競争してもよし、無心になれる時間である上、達成感まで得られる。

様々な不安がある今、子供たちの笑顔や無邪気な会話がどれだけ自分を支えてくれているかを、改めて感じる。

この自粛生活を、少しでも早く笑って話せる日が来ること願っている。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:37 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月11日    ※イラストはイメージです

いのちのくさり

663950.jpgおかあさん、ま〜るくなったね。背中もこころも。

おかあさん、小さくなったね。背丈もくつも。

おかあさん、少なくなったね。御飯もぐちも。

おかあさん、多くなったね。しわも思い出も。

おかあさん、強くなったね。苦労にも哀しみにも。

おかあさん、似てきたね。おばあちゃんに。わたしはおかあさんに似てきたよ。顔も料理も。

わたしの中におかあさんがいて、おばあちゃんもいる。おかあさん、いのちのくさりをありがとう。

もうすぐ来るおかあさんの誕生日は、91回目。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:14 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真夜中の作業

107245.png 娘が地元で再就職をした為、前の勤務先の寮から家に戻ってきた。その為引っ越し屋さんに家具や電化製品を搬送設置してもらった。冷蔵庫や洗濯機など置き場所に困り、やむを得ずリビングに目立たない様に置いた。

 4年ぶりに娘が家に帰ってきた。その夜事件が起きた。娘がベットで寝ようとした時、悲鳴が聞こえた。驚いて2階の娘の部屋に行くとベットの底が抜け呆然とした娘がいた。引っ越しっ屋さんがベットの組立を間違えベットの底が抜けた様だ。

 真夜中に娘と二人でベットを分解して組みなおした。不器用な私に娘は呆れながらも作業を続けた。何か楽しい。久々に娘と2人だけの時間。笑いながら娘と作業をするなんて何年ぶりだろう。引っ越し屋の怠慢に最初は憤慨したが、今はちょっと感謝をしている。

 本来その手の作業は妻の得意分野だが娘が帰った嬉しさからワインを飲んで熟睡している。2人で悪戦苦闘しながら完成したベット。今日は楽しい想い出となりそうだ。娘も結婚していつかは又家を出ていくだろう。その日まで娘との楽しい思い出が一つでも多く作れればいいなと思った。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:09 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頑張れ、ママチャリおじさん

 夫が免許を返納した。まだ大丈夫、と思っていたが、本人なりに先を見てということらしい。代わりに乗り出したのがママチャリだ。何で、と思い、電動のものがある、もっと軽いものがあると伝えたが、運動を兼ねてということやママチャリにも変速機はついているから、と夫なりに判断したらしい。

1862276.png 長く乗っていなかったので、最初ふらふらしていたがしっかりし出すとママチャリでの外出が気にならなくなった。大抵の坂は乗ったままで登りきれると誇らしげに言い、次第に距離も延びてきた。すると仲間が見つかり、徐々に増え出し、あそこへ、ここへと半日サイクリングを楽しみ出した。

 行きつけ先と言って行く当てが見つからないととりあえず、ということでよく行くのが名所旧跡というから、いかにもおじさんたちらしい。車道や歩道の広いところ、信号がしっかりついている道を選んでいるのもそうだ。

 最近は乗ることもだが、行きつけ先の名所旧跡を話題に語り合うことに時間を割くようになっているようだ。亭主元気でお留守番、よりやはりいいと思う。私にとってもその間自分の時間になる利便がある。頑張れママチャリおじさんたち、とエールを贈っている。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 15:56 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月14日    ※イラストはイメージです

娘からの報告

 私の夜勤時、いつもは夜遅く妻が職場に車で迎えに来てくれるのだが、なぜか娘が迎えに来た。「お母さん炬燵でうたた寝していて起こすのが可愛そうだから私が迎えに来た。それに」と言うと娘は暫くたってから、「実は結婚を意識している人がいるの」と衝撃の報告。

 妻と弟にはもう報告済みの様だ。前日弟に報告した時。息子は喜びながらも「お父さんにも早く話した方がいいよ」と言われ意を決して私に報告した。

 息子は毎日彼女を家に連れてきて既成事実の様に彼女を家族の一員として自然に受け入れさせたが、今まで何の前兆もなかった娘からの突然の報告。一瞬戸惑ったがしっかり者の娘が選んだ相手。好青年に違いない。私が祝福すると娘は微笑んだ。

1796288.jpg 3月2日。いつもは家族で祝う娘の誕生日。今年は彼と2人で外食。娘は誕生祝いにネックレスをプレゼントされ幸せ一杯に帰ってきた。私も結婚前妻に初めてのプレゼントはネックレスだった。娘と彼の出会いは、私と妻の様に友人の結婚式から交際に発展。息子の婚約者も妻と珍しい苗字だが旧姓が同じと、なぜか偶然にも共通点が一杯だ。

 娘と息子が私と妻の様に長く幸せな楽しい家庭が送れる事を願う毎日だ。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

探し物

1673476.jpg 探し物が下手な子だった。時間がかかると泣き出すこともたびたびあった。使っても元に戻さずそこらに放ったらかしにするせいとよく言われた。

 あるとき、どうしても探し出さなければならないものがあり、帰宅した母にすがって頼んだことがあった。働いていたので家にいても忙しかった母は普段「自分で探しなさい」が口癖だったが、そのときは応じてくれた。散らかっている部屋を片付けながら、押し入れに体を入れながら、箪笥の引き出しを開けながらなど、大取り物のようになった。

 なかなか見つからなかったが、母が探してくれていることに何故か心安らいだ。そうこうしているうちに使われていない古い机の脇の引き出しに母の手がかかった。そしてこの時だけ「ここにあるでしょ!」と言いながら引いた。ところが引き出しの底が抜けていてもぬけの空だった。

「まあ」という顔付きをして見せたが、すぐにその下の引き出しを探り見つけ出してくれた。「そんなところに」と思いながら、涙をにじませた私だったが、「よかったね」と言い母は強く抱きしめてくれた。そして「ありがと」をぎこちなく口にする私に「どういたしまして」と明るく返してくれた。やっぱり母という思いを強くした。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 12:08 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一人っ子

819216.jpg 私は何となく父とは反りが合わず、余り口を聞かず、言い争ったことも少なくはない。ついに、家族で話しあって、同居にケリを付けて家を出た。それを機に父は一気に元気をなくし、入退院の日々が続いた。3カ月ぶりに家を訪ねた時、父は、驚く程痩せ細り、持病が全て悪化して、こんなに弱々しい父を見た事はなかった。親の老いが心に迫る。

 かつて、強い口調で言い合った会話を思い出した。「世間は結婚したら別居が当然、何で同居を強いたの」と詰問した私に父が言った。「世間はどうであれ、お前は私達の一人っ子。側においておきたかった」。そんな会話が蘇ってくる。

 別居してわかったことが山とある。父も母もどんなに私を愛してくれていて、私を頼りにしているかを。結婚が遅かったこともあり、私達は長年3人だけで家族を営んできた。ケンカもあったとはいえ、概ね幸せに恵まれて暮し、私はいつも人様からうらやまれていた。

 友人に同居の不満を漏らしたことがある。すると彼女はこう言ったものだ。「親と同居できるって幸せなことよ。したくてもできない人の方が多いのに」。ありがたい言葉だったと今にして気付く。

 親の老いは子の気持ちを変える。命あるものはこのように枯れていくのだという現実を、身をもって教えてくれている。家族のつつがない日々が1日も長く続きますようにと祈り暮らしていたが、父は3か月前92歳で遠くに旅立った。今、私は父の言葉を胸にとどめて生きる。そう、私は親にとってたった一人の子ども。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:00 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Copyright © ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
Designed by カエテンクロスSEOテンプレート