「ほっ!と一息家族」エピソード - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年04月28日    ※イラストはイメージです

小さな背中

373749.png娘が小学校に入学した。

車で幼稚園に送り迎えしていた日々が突然、ランドセルを背負っての徒歩通学。

教科書と雨合羽でずっしりと重くなったランドセルを準備しながら、入学式の翌日から私は心配でたまらなかった。

そもそも、車がないとどこにも行けない田舎に暮らし、娘にとってはどこに行くにも車だった。幼稚園では遠足に行ったことはあったが、持ち物はお弁当とお菓子程度、移動はバスや電車だった。

距離にして15分程度。入学前に何度か歩く練習をした。その時も、荷物は持っていなかった。果たして歩けるだろうか、ランドセルの重さに肩や腰を痛めないだろうか。近所には同世代はおらず、いきなり5年生と6年生だけの登校班に入れてもらうが、ついていけるだろうか…。

心配は尽きないが、初登校の日がやってきた。

集合場所に着くと優しそうな上級生の女の子たち。促されて登校班の真ん中あたりに入れてもらう娘。

一人だけランドセルが動いているかのような小さな背中の娘を見送りながら、「頑張って」と心の中でつぶやいた。

まだ始まったばかりの小学校生生活。登下校だけでなく心配は尽きないが、これからはそっと後ろから支えていこうと思う。

(30代・女性)
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2018年04月14日    ※イラストはイメージです

新社会人となった息子

 息子が社会人となり10日目が過ぎた。

514681.jpg 昨年企業研修を経て就職内定を頂いてから、夏休みなど会社で先輩、上司から仕事内容を丁寧に教えられ実習を積み重ねたお蔭で、「入社しても初日から即戦力として働ける事ができたよ」と帰宅して嬉しそうに語った息子だったが、入社して1週間が過ぎた頃、一つの現場を設計図を見て自分で計算をしながら作業を進めていく、新人には難関な仕事を任せられ、上司の助言を受けながらも無事に仕事をやり遂げ「自分に合った、やりがいのある仕事に就けて本当に幸せだ」と毎日が充実している言葉を聞き、あの甘えん坊で我儘だった息子が社会人となり急に責任感がある大人になったなと感じた。

 今まで私が溺愛して陰日向に守ってきた息子だったが、学生生活が終わった日。息子からの手紙に「これからは俺がお父さんを守る番だ」と書いてあった。社会人になってから日に日に逞しい男になっていく。本当に父親でいられてよかった。

 息子の成長は私の幸せだ。息子もこれからは挫折も幸せも色々と経験するだろうが、そう遠くない将来、彼女と明るい家庭を築ける事を祈っている。私も一旦父親の役目が果たせた気がした。

(50代・男性)

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ホットコーヒー

962099.jpg メンテの仕事をする夫が帰宅するなり苦笑して話しだした。その日行ったお宅は老夫婦二人暮らし。床がきしむというので、床下に潜って点検したらしい。終わるとおばあちゃんがコーヒーを出してくれた。コーヒー好きな夫はさぞうれしかったことだろう。「それがホットなんだ」と夫。私は吹き出した。

 その日は記録的な猛暑。汗だくで床下から出てきた夫を待っていたのは、熱々のホットコーヒーだったというわけ。

 「でも高齢のおばあちゃんが入れてくれたんだから、ありがたくいただいた。汗が一段と吹き出してきたけどな」

 冷たいコーヒーの方がいいでしょうけど、作り方を知らないもんでごめんなさいって、おばあちゃんは申し訳なさそうに謝ったらしい。おじいちんゃも来て、この暑いのに熱いコーヒーなんか出したのか、っておじいちゃんまで謝ってくれて、夫は恐縮したという。

 人一倍汗かきの夫。どんなにすごい汗が吹き出していたか想像できる。でも夫らしい対応に、ちょっとうれしくなった。

(60代・女性)
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狭いよね、都会の空 狭いよね、都会の空

 孫の手を引き散歩中のことだ。はるかに飛行機のゴーという音が聞こえ、だんだん大きくなってくる。続いてバリバリバリとヘリコプターの音も。おやおや今日はなんて忙しい日なんだろう、と思っていると、孫が自分から手をほどき仁王立ちし耳を澄まして音を捉えている。

441789.jpg やがて頭の上あたりを通過するな、と思っていると、空に向かって手を振り出した。姿が見えると「あった」と叫び、振る手が一段と大きくなり、満面の笑みを浮かべる。あまりに仰向けになるので背中を支えながら、そうか、好きなんだ、空を駆けるものが、と思っていると、「ばいばい、しているのよ、この子は」とママ。

 「やがて見えなくなるでしょう。だからこの子には、さよならの対象なの」と説明を受け、なるほど、と思っていると、振っていた手を下ろして悲しそうな顔を向けてきた。「どうしたの、飛行機さん行っちゃったから」と聞くと、「ううん、見えなくなるのが早すぎるって言っているのよ」とまたママ。そうかぁ、孫が住んでいるところと違ってこの辺りは見上げる空が狭いから、と気づいた。

 「もっと見ていたかったね。おうちに帰ったらゆっくりと手を振ってあげてね」と慰めの言葉をかけてやり、もう一度手を握ってやると理解したのだろうか、気を取り直したように歩き出した。成長を見る思いがした。

(60代・女性)
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2018年03月09日    ※イラストはイメージです

おむつ外れは突然に

967634.jpg我が家の双子、もうすぐ4歳。

双子ということにかまけて(?)母の私はあまり指導的なことをしてこなかった。一卵性の双子で、そこにいるだけで可愛いし、面白いし、ここまで大きくしただけでも大したもんだし、と変な自負もあった。

それが先日、保育園の先生に、「2人とも色がまだ言えないし、顔を描いてと言っても、目も鼻も口もぐじゃぐじゃだし、おむつも外れてないし・・・」と日頃の思いを一気にぶつけていただいた。

母は衝撃的だった。直視してこなかった双子の能力は、ほかの子供の成長に比べて遅いらしい。その日から焦った。進級して、春には遠足がある。遠足はおむつを外さないといけないらしい。色は3歳児検診の時にチェックされていた。他の子は3歳になればできるものなのか。

急に焦っておむつ外しを試み、色を教え、お絵かきを教えた。先生が言われたとおり、2人とも全然できない。観察していると、2人ともできないから安心している節がある。もしや、一度できたときは褒めて褒めて褒めまくったらうまくいくのでは?

案の定、ある日突然色がすらすらと言えるようになった。ある日突然、おむつの中では排泄しなくなった。突然、上手に目や鼻や口を配置できるようになった。人が能力を獲得していく様をここ数日、つぶさに観察している。

可愛いだけでよかった我が子も、少しずつ自立していると思うと、ちょっぴり切ない気もする。

(30代・女性)
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酔い上手

我が家と義姉の家族が久々に全員集まったので居酒屋で食事会を開催した。皆が集まるなんて数年ぶりである。ましてはお酒を飲むなんて初めての事。

普段は無口な甥っ子は酒を飲むと途端に雄弁で愉快になる。冷静な姪っ子もお酒が入ると笑い上戸。真面目な義姉も梅酒の梅をかき回しながら「いっもより多く回しています」と別人の様にはしゃいでいた。

706555.jpg義姉一家の楽しい別の顔が見られ驚ろかされた反面、親しみが感じられた食事会となった。妻と息子も聞き上手でお酒と料理と愉快な会話を楽しんでいた。運転係でお酒が飲めない娘と、酔っ払いが嫌いで飲み会は最近一切NGの私も4時間もの長時間。飽きる事なく楽しい時間が過ごせた。

誰も不快にさせない全員酔い上手。こんな楽しい飲み会なら何度参加してもいいや。早く他界した義兄も隣で笑っている様に思えた。義姉一家との絆がますます深まった瞬間だった。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:52 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伝達式

 最近の母は、老い支度をゆっくりと進めているようだ。ある日、母が部屋に呼んだ。ベッドの上にワンピースが横たわっていた。「懐かしい〜!」と私は駆け寄った。紺色の縮緬素材で涼しげなワンピースは、母が祖母に買ったもの。晩年の祖母のお気に入りで、病院通いによく着ていた。

 明治女の祖母は、人生のほとんどが着物だったが、後半人生は洋服が多かった。しかし靴を履く事はなく、洋服でも足元は下駄や草履だった。アンバランスだが、祖母のそのファッションは愛嬌があり、違和感がなかった。話ずきで愛想がよくて、多くの人に好かれていた祖母。

 祖母のワンピースを手に取ると、鼻先に蘇ったのは、紛れもなく祖母の臭いだった。化粧も香水も無縁の祖母だが、不思議と何かしら時々ほのかに香った。祖母の髪は長く、病床に伏しても髪を束ね丸めた。不器用な祖母だが、髪を結うのは確かだった。祖母と香りが結びつくとしたら、洗髪に使っていた椿油だろうか。清々しい石鹸のような体臭だったのだろうか。生前に聞いておけばよかった。

819223.jpg 「そろそろ処分しようかと思って」と母が呟く。「草履もバッグもあるのよ、ほら」。驚いた。母はこれらをカビも生やさず、シミも作らずきれいに35年余り保管していたのだ。「処分しないで。私が持っておくから」と言うと、母は表情を崩し私に託した。本当はそれを頼みたかったのだろう。

 身辺整理をする母。親にとっても子にとっても寂しい季節だが、この小さな「伝達式」に、祖母が香りとなって参加していたことがちょっとうれしい。

(60代・女性)
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地域ってありがたいね

705614.jpg娘が孫を連れて帰省し帰るという前夜、久しぶりに近くの焼き肉レストランへ行こうということになった。

そして食欲も話も大いに満たされたあとのレジの前。「はいっ」と店主が孫に小さな菓子袋を差し出してくれた。おや、こんなサービスも、と思っていると、「娘さんたちもこのくらいの時によく来てくれていたよね」と語り出
す。

近所だし、確かに娘たちを連れてよく来ていたが、その後は中断といっていいくらい、せいぜい年に数度くらいになっていた。夕方犬を連れて我が家の前を散歩する店主を見かけるたび、近くなのに申し訳ないと思ってきたが、巣立って長い娘たちのことを覚えていてくれたとは、と思うと嬉しさが込み上げてきた。

夜、タクシーで家に帰るとき、この店の名を出すとすぐに行き先を分かってもらえ便利だったと娘が言うと、「先代から長くやっているからね」とか「ここらではうち一軒だから」と応じてくる。

話がはずんでいると脇から「おかし」と言って孫がもう一袋催促しだす。食べ過ぎるからと今度は飴玉にしてもらったが、退屈している合図だろうと思い、店を出ることにした。

帰路、こうやって幼い子たちは見守られるんだ、と娘。地域ってありがたいね、と応じた。

(60代・女性)
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2018年02月20日    ※イラストはイメージです

冬の楽しみ

今年の冬は37年の記憶を遡っても特に寒い。

積雪で子供の学校が休みになったり、普段なら車で15分の自宅に帰るのに2時間もかかるなんて経験はしたことがなかった。現在は、寒さはまだまだ厳しいが、今までのような豪雪は終息したようでほっとしている。

私に似て、3人の子供たちは温泉が大好きで、冷え切った体を温める温泉は冬の楽しみの恒例行事となっている。今年は吹雪やあられの中で露天風呂に入るという楽しい体験もできた。

097275.jpg露天風呂に入るとあっという間に時間がたち、2時間くらいはたっぷり楽しみる。先日、いつもより足をのばして少し遠くの温泉に行ってみた。

普段行く温泉はたいてい閑散としていて、人がいないときだけと約束して露天風呂に我が子3人を解き放つのだが、今回は人が多く、シャワーも順番待ち。内風呂も露天風呂も普段入っているものの大きさの1/5くらいしかなかった。

細心の注意を払って子供たちには騒がないよう、走らないよう、飛び込まないよう言い聞かせていたのだが、入って早々、知らないお客さんに言われてしまった。

「子供たちを騒がせないでもらえます?自宅じゃないんで」
…全く騒いでいなかったのだが、気になる人もいるのだと学んだ。

言われた時は悲しく悔しかったが、今は子供がいるだけでイライラする人がいるのだと肝に銘じている。

でも、温泉はあきらめられない。今後はさらに注意を払いつつ、子供たちと冬の温泉を楽しもうと思う。

(30代・女性)
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2018年02月09日    ※イラストはイメージです

おかあさんのお手伝い

わたしはごはんを炊きました。

なぜかというと、お母さんは兄弟の習い事に行っていて、お留守番をしていたので、お母さんを喜ばせようと思ったからです。

でも今まであまりお手伝いをしたことがなかったので、水の量とかお米の量とか分からなくて、お父さんに電話して聞きました。お父さんもビックリしながら、でも、うれしそうに教えてくれました。

157571.jpgお母さんが帰ってきて、自分が炊いたごはんを食べてもらったら、「おいしいね!」と言って、とても喜んでくれました。私も、とてもうれしかったです!

わたしは、またいろいろなお手伝いをして、おかあさんを喜ばせたいです。

(10代未満・女性)

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想い出のグローブ

 昨年暮れマイカーを廃車にするため、車の中を整理すると古い野球のグローブが見つかった。このグローブは息子が小4の時から中学2年生までの5年間、2人が河川敷でキャッチボールをした想い出が一杯詰まったグローブである。自分の子供とキャッチボールをする事は一人っ子で育った私が結婚し男の子が生まれた時、最初の夢だった。

535204.jpg 息子と初めてキャッチボールをした時は夢がかない感激し、息子に怪我をさせない様、私が手加減をしながら投げていたが、成長するに従い息子のボールの方が速くなり、高校受験が始まる中2の最後の頃には、息子のボールが速すぎて私が受けらえれず反対に手加減をして投げてもらっていた。本当に楽しかった。

 グローブを良く見るとボールを受ける箇所は黒く変色し皮は薄くなり本当に使い古されたグローブだが、このグローブは多感な年ごろな息子と私の絆を深めてくれた大事なアイテムであった。キャッチボールをしながら息子とフランクな会話が沢山出来た。親子と言うよりは親友の様な関係だった。

 あれから7年、今は使わなくなったグローブだがこれからも大事に保管しておく。あと数年もすれば私にもきっと孫が生まれるだろう。その孫が成長し、息子とキャッチボールをした時のように同じ河川敷でこのグローブで笑いながらキャッチボールをする事が私の老後の生きがいとなるだろう。その時が本当に楽しみである。

(50代・男性)
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豆まき

983617.jpg 節分は小さな春の到来を告げる行事です。邪気を払い息災を願って豆をまくという、日本の伝統行事の中でも一番好きな季節行事です。ちょっとユーモラスで童心に返ります。でも最近豆まきの声が聞こえてきません。

 我が家は私が幼い時から毎年欠かした事がなく、大人だけの家族になった今でも続いています。父が現役時代は、この日だけは接待も断ったり、早く帰宅したものでした。父が威勢よく豆をまく後ろで、家族そろって「鬼は〜外、福は〜内」と声を張り上げました。

 でも隣近所では今やどこも豆まきをしている様子がなく、子どもがいる家庭だけの行事になったのでしょうか。日本の伝統行事から人々が遠のいていくのは残念なことです。昔からの日本人の精神性は引き継いでいきたいと思うのです。

 最近は落花生の豆まきまで出てきて、ちょっと興ざめ。やはり豆は大豆。尤も、外にまくのは数個だけにしました。掃除も大変だし、勿体ないの精神も大事ですから。昔はそれに比べるとふんだんにまきました。今より社会は貧しかったはずなのに、豪快でした。翌日の道には豆があちこち落ちていてこころ和んだものですが、今やそれも環境問題になるのかしら。

 夫が豆まきをするようになりましたが、恥ずかしそうで、父に比べると声が小さいのです。豆まきも性格が出るようです。ことしも息災に過ごせますように。

(60代・女性)
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落ち葉掃き

 秋は紅葉、晩秋には枯葉となって風に舞い、冬は落ち葉になる木の葉。留まるもの、運ばれるものなどあるが、葉の種類でどこから来たものか分かる。が、「家の前を掃き掃除するときは隣のとこまで掃け」と母から教えられてきた。

246755.jpg 落ち葉は軽いので掃除にもコツが要る。箒にくっついてしまうからだが、軽く、箒の先でヒョイとタイミングよく持ち上げないとゴミ入れに収まらない。帰省中の娘が技を身につけようと始めると、「ぼくも」と言い三歳の孫が箒をもう一つ持って始めた。箒の先を跳ね上げてしまうのでなかなか集めることができない。それでも根気よくやっているとゴミ入れに入ってくるものも。そのたびかわいいドヤ顔を向けてくる。

 楽しそうにやる声が聞こえたのか、隣の奥さんが顔を見せ「あれ、うちの前まで」「お互い様です」、「いつもすみません」「どういたしまして」とひと通りの挨拶が交わされる。「あれ今日はお孫さんまで」「掃除デビューです」に意味が分かったのか、孫が盛んに箒を動かすと拍手が起きた。「そろって幼子バカ」と大笑いしながら会話が弾み、絆の深まりを実感した。

(60代・女性)
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2018年01月22日    ※イラストはイメージです

2018年はチャレンジ

 お正月、田舎に帰り、家族で話し合っていると、「今まで行ったことがないところに行きたい!」と子供が言ってきました。ネットで検索して家族で楽しめる所はないかな〜と調べているとスキーしか出てきません・・・。予算オーバーで却下・・・・。

097225.jpg いろいろ探した結果・・・アイススケートを発見しました。20年前に一回経験があるだけで、発想にありませんでした。

「今年はチャレンジの年だね!」と子供は大はしゃぎ。

 リンクに入って、娘は壁に張り付き、何とか転ばないように慎重に慎重に滑っていました。息子は最初から転びながらも、真ん中に真ん中に進んでいきました。性格が全然違うな〜と改めて感じました。

 1時間も練習していると、何となく滑れるようになり、とても楽しんでいました!私も20年ぶりでしたが、結構滑ることができ、カッコイイ所を見せることができました。しかし、何度か大転倒もあり、みんなで大爆笑!!でした。

 チャレンジすると刺激的で、笑いが絶えないなぁ〜と感じました。

(50代・男性)
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2018年01月16日    ※イラストはイメージです

夜勤のあと

 冬の時期の夜勤は辛い。仕事内容は一年を通じてそう変わりはないので、何が辛いと言っても凍りついた道路を運転しなければいけない通勤と、帰ってからの風呂が水のように冷たくなっていることだ。

 雪道を戦々恐々として運転するのはなかなか慣れないが、運転の上手な夫が「雪道ではシフトチェンジをロウに入れておくといいよ」とアドバイスしてくれたり、早めのタイヤ交換をしてくれるので独身の頃に比べるとずいぶん気持ちが違う。

 風呂に関しては、「夜勤後の午前2時くらいにお風呂に入ると、もう水みたいになってて、追い炊きしても1時間ぐらい温まらないんだよね」とぼやいていたのを夫が聴いていたらしく、以降、私が帰る1時間くらい前に追い炊きを始めておいてくれている。おかげで疲れて冷え切った体を、帰ってすぐにお風呂で癒すことができる。

200511.jpg 更に先日は、そっと布団に入った私に、寝ていた次男がむくっと立って一言。「お母ちゃん、ご飯食べた?」驚いて「うん、食べたよ」と言うと、安心したようににこっと笑ってまたすぐに寝てしまった。

 彼なりに夜勤をしている母はちゃんとご飯を食べているのだろうかと心配してくれているのだと思ったら、心までじんわりと温かくなった。

(30代・女性)
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2018年01月11日    ※イラストはイメージです

私のつぶやき

 昨年末、父が永眠した。身体障害者になり10数年間寝たきりの生活。プライドが人一倍高かった父には辛い毎日だっただろう。私は父を失った悲しみよりも、父が辛い毎日からやっと解放される事からか、安堵の気持ちで父を看取った。

 想えば父とは若い時から対立ばかり。一人息子で甘えん坊な私を厳しい社会に適合させるため敢えて厳しく育てた父。父の厳しさには反発ばかりしていたが、当時の協調性がない私が、そのまま大人になっていれば現在の良き妻、子供たちに恵まれた幸せな私はいなかったと思う。

806149.jpg 孫が生まれてからは丸くなり孫を溺愛していた姿が今でも脳裏に浮かぶ。私の娘が父を供養してくれた住職のお布施を自ら進んで出してくれた。父の死を誰よりも悲しんでいたのは、一番溺愛されていた私の娘だったのかもかもしれない。

 「父ちゃん本望だろう。あんなに可愛がっていた孫が、父ちゃんに戒名を与えてくれたんだよ。3月に永眠した母ちゃんと一緒に天国から我が家を見守っていてね」と父の遺影に一人つぶやく自分がいる。

(50代・男性)
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長寿ベッド

 今のベッドで寝るようになって、40年以上。というと、レトロでキ〜キ〜きしむオンボロベッドが想像されるかもしれないが、今でも見劣りしない素敵なベッドだ。重厚なマット2枚重ねで、淡いピンクの花模様が刺繍されている。頭部分はクリーム色の柔らかい革素材で立ち上がり、私の頭を支えてくれる。セミダブルで、一人で寝るには勿体ない程ゆったりしている。当時の父のベッド、母のベッドと比べても格段にいいものだ。

161160.jpg 私は小学五年からベッドで寝ていて、このベッドは3台目。子どもの時はただ寝てるだけでよかったベッドも、大人になると寝心地を追求したくなる。そんな私の訴えを聞いて、社会人1年生となった誕生日に、両親はこのベッドをプレゼントしてくれたのだ。

 何度か引っ越しをしたが、そのたび、このでっかいベッドとマットを連れてきた。多分に引っ越し屋泣かせで、大きくて重いベッドは、大変な時間がかかった。

 古くなったものは惜しげなく捨てる私だが、このベッドだけは手放せない。今でも古さを感じさせないから不思議だ。 とはいえ、役目を果たし過ぎて、マットの角がすり減って、色も褪せてきた。でも弾力はへたっていない。

 このベッドをプレゼントしてくれた両親は足して178歳。働き盛りの両親が奮発してプレゼントしてくれたベッド。両親同様、長生きしてくれている。「よく持ってるね〜」と両親は、わが家に来ると決まってこのベッドを懐かしそうな目で、生きもののようになでさする。

 両親の脳裏にはその時、帰宅した私をサブライズさせたあの日の歓声が去来しているだろうか。大きなベッドに欣喜雀躍した私の23歳の誕生日。若い両親の温かい
笑顔。今もこのベッドで寝られる幸せを思う。大切な両親からの贈り物。

(60代・女性)
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2018年01月10日    ※イラストはイメージです

ありがとう、ニャンコ

 二世帯暮らしで自炊していた義母が八十半ばを過ぎると判断や立ち居振る舞いにキレがなくなってきた。六人もの子を育て、畑までこなしてきた面影も薄くなった。本人の希望に沿い出来るだけ長く自立した暮らしを目標に見守ってきた。夫や娘と思案の日々にくれるようになった。

158070.jpg ある日「そうだ」と夫が膝を打った。「猫を飼おう」と続ける。一匹いるのにと思った。「世話焼きを思い出してもらおう」ということで義母専用の飼い猫にすることとした。昔から猫飼いは絶やしたことがないということで、義母も二つ返事で受け入れた。水、食事、トイレ等の世話やきを見守った。猫もなついてそばを離れず起居を共にし出す。

 ひと安心していると、間もなく義母の動きが戻ってきた。かかりつけ医に話をするとそういう例がないわけではない、と言われる。少しでも長く良い状態が続けばと願い、猫の食事の確保にも力が入る。ベランダから菜園を見つめ、夫の作業に助言も出るようになると、とりあえず復活とひと安心する。

 早朝見守りに行くと布団の真ん中で寝る猫をよけるようにして義母が寝ていた。微笑ましい光景に「ありがとう、ニャンコ」と心の中で手を合わせた。

(60代・女性)
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2017年12月22日    ※イラストはイメージです

プライマリー

 実家は貧しかったので、子供の頃はピアノ教室に行っている子がうらやましかった。それに、近所に何でも欲しいものを買ってもらっている男の子がいて、自分の弟が不憫だと感じたことがあった。

 その反動で、私の長女には、ピアノ教室に行かせている。下の男の子はまだあまり物を欲しがらないが、ことあるごとにおもちゃを買い与えているのは、夫ではなく私の方だ。

 長女はピアノが面白くないらしく、家では全然練習しない。長男もラジコンがうまく使えず壁に激突、溝に落ちて、破壊寸前である。ピアノはそういえば自分がやりたかったんだと気が付いて、最近は私が5歳児コースの超初期の本を見て時々弾いている。やっと両手が使えるようになって、誰もが知っているような曲もたどたどしく弾けるようになってきた。

092306.jpg 下手な母親でも一生懸命弾いていると、娘は対抗意識を持つらしく、彼女も練習し始めた。この頃は夕食後に私と娘が片手ずつ弾いて、合わせたりしている。

 息子のラジコンは、私もやってみたら意外と難しかった。これは私が操作してももうすぐ壊滅するだろう。

 子供たちの楽しむ姿を見ていたら、実家の両親は、物やお金はあまり与えてくれなかったけど、いつも私たち兄弟にちゃんと向き合って、一緒に遊んだり話を聞いてくれていたなと思い出した。

(30代・女性)

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2017年12月18日    ※イラストはイメージです

恋愛の心得

 来年短大を卒業し就職が内定している息子に彼女ができ交際半年を過ぎた。彼女は短大の後輩であり交際3か月を過ぎた頃より我が家を訪れ、今では会社の寮で生活している娘よりも家にいる時間が長く感じられる程、我が家には馴染んでいる。息子も彼女との熱々ぶりばかり私に聞かせるので「燃え尽きなければよいが」と陰ながら心配はしていたが、ある日息子より彼女との真剣な交際内容を聞き安堵した。

977366.jpg 余りに熱々ぶりに「お互い素の自分を出し切っていないのでは」と心配した私の予想に反し、息子も彼女もありのままの自分を双方だしていた。故に週に2日は口論する事もあると言う。だが口論するたびにお互いを知り絆は深まり愛情は増していった。

 息子と彼女にはお互いに定めたルールがある。「当日の喧嘩は翌日には絶対に持ち越さない」。それを聞いて安心した。「恋愛」と言う甘い言葉に酔いあ互いに自分を取り繕って我慢を重ね、交際を続け結婚に至っても「こんなはずではなかった」と失望して落胆にかられるケースが多い。お互い素の性格を認めあって交際しているのであれば私は応援する。

 私も子供達が成人する頃から恋愛の心得は伝えておいた。「自分と人生を共に歩ける相手と出会えたら、金と時間は惜しむな」と。妻との恋愛で得た教訓だが息子も私の心得を忠実に実践している。息子が短大を卒業し就職して、彼女も再来年卒業しそれぞれ環境が変わる中、更にお互いを慕い愛情を深め将来は共に人生を歩める事を祈る。

 因みに彼女の苗字は妻の旧姓と同じである。偶然だが何か運命も感じている。

(50代・男性)

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