缶詰 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

2021年01月14日    ※イラストはイメージです

缶詰

1780973.png 父は食通のグルマン。作ることも得意で、やると決めた日は素材から調味料まで徹底的に拘る。長い長い調理が始まる。そんな父だからスーパーへの買い物もきらいではなく、母の買い物にはほとんど付き合って一緒に行動。

 ある日私が、何の料理しようかと思案していた時、父が最近缶詰を買っていたのを思い出した。あれを使わせてもらおうと、缶詰を手にしたとき、何か違和感があった。やけに大きく重いのだ。経験で感じるいつもの缶詰とは異なる不思議な感覚。父は何の缶詰を買ってきたのか、と手を止めて缶詰をよくよく見た瞬間、ギョッとしてキャっと声を上げた。

 大きな猫の顔のイラストがでかでかと描かれていた。ペット用の缶詰ではないか。危うく人間様の料理に使うとこだった。笑いが込み上げて、父に即伝える。ええっ!と、父もびっくりの大笑い。笑いを聞きつけて母も父の部屋にやってきた。母も大笑い。

 スーパーでペット缶詰を目にすると思い出されてくる、父失敗の巻の遠い日の楽しい思い出。

(60代・女性)

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