
最初の内は恥ずかしがっていた娘だが、弟の「たっくん」攻撃に娘も満更ではない様子、彼氏が到着すると、まず弟夫婦が彼氏に挨拶に行った。その時「両親が会いたがってますよ」と息子が彼氏に話すと、初めて彼氏が車から降りてきた。「娘の父です」と私が挨拶すると、さすが娘が選んだ相手。「いつか手土産を持って挨拶しなければならないと思っていたのですが」と見るからに品行方正な好青年だった。
私は「娘を頼みます」とまだ婚約もしていない内に思わず言ってしまった。これは姉思いの息子なりの気配りだと思う。息子と違い姉はこうでもしないと彼氏を私達夫婦に中々会わせる事が出来ない。彼氏と私たちの距離を近づける為、息子が姉を気遣い、計画していた様に感じる。
いきない私達夫婦や、息子夫婦と初対面した「たっくん」も驚いた事だろうだろうが、息子のお蔭で距離が一気に近づく事が出来た。息子に続いて「娘の結婚も早いかな」と思った私がいた。
(60代・男性)
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