父の足 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2019年10月12日    ※イラストはイメージです

父の足

1237877.png父の足クサは閉口モンでした。父が同席する夕食は私にとっても母にとっても苦痛の種。テーブル下から臭ってくる、あの臭いは、母の手作り料理の全てを台無しにする強烈さでした。

しかし、臭いを発散する当の本人の嗅覚にはいっこうに届かないらしく、「何が臭いねん、どこが臭うねん」と大きな足を自分の鼻先に抱え持ってきてクンクンしても平気な父でした。

でも私も母も、一生懸命仕事して疲れて帰ってきている父に、そうそう責めることはできません。いつも笑いを半分交えて、でも心中では困り果てて、大騒ぎの食卓を演じていました。

今思えばそんな夕食風景も懐かしい遠い思い出になりました。今や、父の足からは全く臭いが消失したのです。妙に寂しくなったのも否めません。

父の足でワアワア騒いでいた頃は、父も母も生活力にあふれ、生命力がみなぎっていました。心身ともに新陳代謝豊かな両親がいました。

父の足を時々撫でさすります。そして長い長い年月が経過したことをしみじみと思うのです。

(60代・女性)


posted by ファミリー・プロミス at 13:11 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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