栗饅頭 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2019年06月08日    ※イラストはイメージです

栗饅頭

 洋・和菓子とも多様になった今、栗饅頭はちょっと地味な存在かも。楕円形ながら栗そっくりの色と光沢の栗饅頭を見ると、遠い日が蘇る。             
 当時母には独身のSさんという親友がいて、月に1回は訪ねてきた。小学校から帰宅して玄関に素敵なハイヒールが並んでいたら、「あ、栗饅頭が来てる」と思ったものだ。
 案の定、キッチンには栗饅頭の箱が置いてある。私の気配を察知して、母よりも早くSさんが呼ぶ。「お帰り。お邪魔してますよ。栗饅頭一緒に食べましょう」。母が顔を出し、栗饅頭を客室に運ぶ。そして3人一緒に栗饅頭を頬張る。
 Sさんの手土産が栗饅頭以外に変わることは、一度もなかった。
 母とSさんの家を訪ねたことがあった。Sさんが帰宅するまで彼女の母親が応対してくれたが、その時「あの子はいつも栗饅頭をお持ちするでしょう。本当にすきなんですよ。どこに行くにも栗饅頭で、たまには変えなさいと言うんですが」と言うので、私はおかしかった。
 Sさんはいまも栗饅頭を元気に頬張っているかしら。栗饅頭を見るたび若い母やSさんが思い出されてくる。
posted by ファミリー・プロミス at 13:01 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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