夏休みが終わってからと言うもの娘の家での話題はもっぱら運動会の練習の話。とりわけ応援合戦についてだった。
応援合戦で歌う替え歌、衣装、振付。リーダーの6年生が優しいこと。
聞くと、娘の学校は4色の縦割りで色別応援合戦があるらしい。娘は、他の色の振付まで覚える張り切りぶりだ。

各学年の競技と昼食の後、いよいよ応援合戦の時間になった。
娘の色は一番最初に本部席に向かって並ぶ。
1年生なので一番前の列でよく見える。
いよいよ音楽が鳴って、演技がはじまった。
一生懸命練習したせいだろう。6年生の男の子も女の子も声が枯れている。必死で準備した様子が伝わってくる。
小さな娘も一生懸命大声を出している。
思わず胸が熱くなるような数分間だった。
なぜ、子供はこんなにも必死で何かに打ち込めるんだろう。そして、子供が一生懸命な様子はなんて人の胸を打つんだろう。
私も何かに打ち込みたくなった時間となった。
自宅に帰って、娘をたくさん褒めてやった。
(30代・女性)
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