祖父母の墓 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年06月16日    ※イラストはイメージです

祖父母の墓

251284.jpg 夫婦別墓が増えそうだという。友人達も夫の墓に入らないと言ってる。こんな世相を祖父母は、墓の中でクスクス笑ってるかもしれない。祖父母は隣同士で墓を並べて仲良く眠っている。

 祖母は一人娘だった。そこへ婿入りした祖父。しかし昭和初期のこと、男子の沽券にかかわると言って、絶対に入籍しなかったらしい。頑迷ではあるが、基本的には楽天家の祖父と、何でも人任せでこちらも超楽天的な祖母は、二人して世間体なんか気にもせず、そのまま籍とは無縁に結婚生活を続けてきた。当然夫婦別姓だったが、特に不便もなく、あっけらかんとしたものだった。だから両親も私も、祖父母の名字が異なる事に何の違和感もなく過ごしていた。

 祖父が先に天国に逝ったが、二人とも平均以上の長寿を全うした。祖父母の別姓を改めて実感したのは、祖父が亡くなった時だ。周囲の者は初めてハタと困った。お墓、どうしようか・・と。

 祖母方には江戸時代から続く代々の墓があった。でも祖父は絶対にそこに入りたがらないだろう、と想像できたから、新たに墓を作り、名前の違う両家の墓が並んだ。

 祖母は墓参時、祖父と自分の祖先の墓の両方にお供えをして手を合わせ「おじいさん、私もいずれ隣に来るからね」と語りかけていた。

 祖父が他界して8年後、祖母は祖父の墓の隣に立つ代々の古い墓に入った。結果的には随分と先進的な祖父母だったということになるのかもしれない。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:58 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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