狭いよね、都会の空 狭いよね、都会の空 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年04月14日    ※イラストはイメージです

狭いよね、都会の空 狭いよね、都会の空

 孫の手を引き散歩中のことだ。はるかに飛行機のゴーという音が聞こえ、だんだん大きくなってくる。続いてバリバリバリとヘリコプターの音も。おやおや今日はなんて忙しい日なんだろう、と思っていると、孫が自分から手をほどき仁王立ちし耳を澄まして音を捉えている。

441789.jpg やがて頭の上あたりを通過するな、と思っていると、空に向かって手を振り出した。姿が見えると「あった」と叫び、振る手が一段と大きくなり、満面の笑みを浮かべる。あまりに仰向けになるので背中を支えながら、そうか、好きなんだ、空を駆けるものが、と思っていると、「ばいばい、しているのよ、この子は」とママ。

 「やがて見えなくなるでしょう。だからこの子には、さよならの対象なの」と説明を受け、なるほど、と思っていると、振っていた手を下ろして悲しそうな顔を向けてきた。「どうしたの、飛行機さん行っちゃったから」と聞くと、「ううん、見えなくなるのが早すぎるって言っているのよ」とまたママ。そうかぁ、孫が住んでいるところと違ってこの辺りは見上げる空が狭いから、と気づいた。

 「もっと見ていたかったね。おうちに帰ったらゆっくりと手を振ってあげてね」と慰めの言葉をかけてやり、もう一度手を握ってやると理解したのだろうか、気を取り直したように歩き出した。成長を見る思いがした。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:35 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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