父を救った3つの携帯電話 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2017年09月22日    ※イラストはイメージです

父を救った3つの携帯電話

 16年位前。父は仕事のためひと足先に車でホテルを出た。私と母は30分後に出て、車で帰路についた時、夫から電話。「父さんが胸が苦しいと電話してきた。車を止めて休んでいるらしいが、場所がはっきりしない」。私は真っ青になってすぐ父に電話した。父が電話口に出たのでまず安心した。

「大丈夫?どこに止めてるの」。父は、蚊の鳴くような声で聞き取りにくく、要領を得ない。その内電話は切れてしまった。母に再度父に電話するように言うが、動転して電話をかけられないでいる。夫から電話。「場所はどこ」「わからないのよ、そっちから電話して」。夫からの連絡を待ちつつ車を走らせる。雨で視界も悪い。ヘアピンが続く。

 夫から電話。夫にはわかりにくいようだが、私には何とか見当がついた。もう一度父に確認の電話をする。息も絶え絶えに話す言葉を聞き取り、やっと場所がわかった。折り返し夫に電話して場所を伝える。夫も車で父の元に急いでいる。父にまた電話する。「今行くから、しっかりして」。父の声は一層小さく不安が募る。

 救急に電話すると、父が停車しているらしき場所は管轄外ということで、電話を回された。やっと電話がつながり、事態を伝える。そしてまた父に電話。「今救急車が向かっているから。夫も向かっているから。頑張って」。父は何もしゃべらない。不安で私の心臓は張り裂けそう。何より母までがぐったりして、私は運転しながら気が気でない。

 山を下りると交通量が多くなり思うように進まない。その時前方に救急車が見えた。サイレンを鳴らし、父の元に向かっているに違いない。早く行ってあげて。

419750.jpg 救急車が止まり、父の車も見えた。私が着くと既に父は救急車に乗り込み、夫は救急車より早く到着していたようだ。父はすぐ近くの病院に搬送された。軽い狭心症だったようで、午後には退院できた。

 大騒動したが、携帯のありがたさを痛感。両親に携帯電話を持たせて半年後の出来事だった。以来、携帯電話は老父母にとってお守りのような存在で、外に出る時はまず携帯という習慣が確立した。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:08 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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