蜘蛛の糸の蝉取り - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2017年09月15日    ※イラストはイメージです

蜘蛛の糸の蝉取り

124003.jpg 子どもの時、夏休みの宿題が苦手だった。絵日記、作文はまだよかったが、工作には苦労した思い出しかない。高学年にもなるともう押し花や折り紙で、というわけにはいかなかった。そうだ標本をと思い、蝶々をつかまえようとしたがだめだった。

 親に相談すると、トンボも難しい、けれど蝉ならと父が言い、手伝ってくれることになった。さっそく針金で丸い輪をつくり竿の先に縛ったあと、蜘蛛の巣をくるくると絡めとって輪を覆った。止まっている蝉の背中に輪を押し付け、蜘蛛の糸のネバネバで逃げられないようにして捕まえるというものだった。しばらくすると使い慣れた。種類もたくさん取れたので、名前を調べたりし菓子箱を利用し標本にして提出した。

 すると、男の子のより素晴らしいと褒められたのだが、手伝ってもらっていたからこそばゆくもあった。先生に正直に話すと、工作は家族間の輪づくりを促すのもねらい、と言い、つたなくも添えた解説も褒めてくれた。

 勇気をもらった私は放課後しばらくはあの蝉取りを持って級友たちと蝉取りに行った。男子は竿を振り回して捕まえようとし、逃がすたびおしっこをかけられる女子は逃げ回った。賑やかだったが、とても楽しかった夏の思い出である。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:53 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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