老婦人と老犬 - ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2014年10月18日    ※イラストはイメージです

老婦人と老犬

088015.jpgメタセコイアが林立する公園を通って帰宅途中、どこからか歌が聞こえる。犬を連れて前を行く老婦人に目が止まった。犬の歩みは遅く老犬だろうか。

距離はあっという間に縮まり、老婦人の歌声もはっきり耳に届いてきた。ソプラノ的な声が大きな公園に響いている。

「このワンちゃん何歳ですか」と声をかけると、「20歳のおばあちゃん。この子、長寿で表彰されたんですよ」ときれいに化粧をした笑顔を向けた。

「私も80歳を超えているんです」と自ら言って「毎日の散歩で私も犬も元気になりました。歌いながら歩くようになって、この子は歩くのが速くなり、私は肺機能が回復したんです。特にこの子がお気に入りの歌があってね、それを歌うとホント、元気に歩くんです」。

それが先程の歌らしい。もう一度歌って下さい、というと、老婦人は朗々と歌い出した。そういえばワンちゃんの歩みに力が入ったような・・。

歌の題名を尋ねたが私は知らない昔の古い歌だった。失礼して私は先を急いだが、背中で若々しい老婦人の歌を聞きながら、それがだんだん遠くなるのがちょっと残念で、何度か振り返った。

老婦人と老犬の散歩は緑の公園でいっぷくの絵のように美しく、心に残った。声をかけなければ、このような情緒を味わうことはなかった。あらためて声を掛け合う挨拶の大切さを感じた。

(60代女性)
posted by ファミリー・プロミス at 17:21 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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