このエピソードは平成25年度「国際家族デーキャンペーン」において「家族の約束エピソード」部門に投稿された作品です。 ⇒キャンペーンサイト
当国民運動が掲げる「ファミリー・プロミス」は8項目ですが、それ以外にもそれぞれのご家庭で共有する約束事を奨励しています。是非、参考にしてください。
当国民運動が掲げる「ファミリー・プロミス」は8項目ですが、それ以外にもそれぞれのご家庭で共有する約束事を奨励しています。是非、参考にしてください。
我が家は、女の子ばかり3人が生まれました。
『家族の約束』は、生まれた時から親が作成してきた家庭新聞80冊、1600頁を、娘達がお嫁に行く時に手渡すことです。
新聞を書き始めた時、長女は2歳3ヶ月、次女は生後4ヶ月でした。その4年後には三女が生まれました。祖父母は遠方でしたので、なかなか里帰りも出来ませんでした。

見た瞬間、これだ!これなら我々の両親に成長の一つ一つの事を伝えられると感じました。我々も1回20ページ、年4回発行すると決めて作り始めました。
最初は、写真を撮るのも記事を書くのも夫婦2人、子供達は写真のモデルのみです。書き上げた20ページをコピーして、両家の祖父母に送り続けました。そのうちに娘達が写真を貼ってくれたり、落書きや絵、親への手紙などを書いたり、自分でも写真を撮って新聞に載せるようになりました。自分が書いた文章や、絵などの作品が載ったページは格別らしく、何度見ても飽きないようです。娘達が新聞の記事を覗き込んで笑い合っている姿を見る時は、続けてきて良かったと嬉しくなる瞬間です。
今では家族5人全員がカメラマンであり、記者です。 地元の新聞社の取材を受けた時に、『5人も記者がいて羨ましい、ウチも5人です』と言われました。家庭の日常生活が全て記事になり、困る事はありません。
新聞を作り始めて21年目に、長女が結婚しました。そして今年2月に家庭を持つ運びとなりました。『家族の約束』を果たす時がやって来たのです。
家庭新聞80冊の贈呈式は、新しい家庭の出発の場であり、親から子世代への伝統の相続の場ともなりました。そして今、長女夫婦は新たな家庭新聞の発行に意欲を燃やしています。
(50代男性)