ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

2021年03月09日    ※イラストはイメージです

料理

昨今の子供は幼い子でも親と一緒にキッチンに立ち、早い内から料理ができる子もいる。しかし私は遅かった。

母は私がキッチンに入って包丁でも触ろうものなら危ないと一喝して、キッチンから追い出した。そんな私だったから、家庭科はきらい。特に調理実習は大嫌いだった。

専ら洗い役に徹したが、ある時やむなくネギを切らされる羽目になった。見ていた教師は、私のネギを高々と掲げ悪い見本にした。根をたくさん切り落としていたのだ。生卵の殻を割れるようになったのはいつだろうか。小学高学年か中学生だったかもしれないのだが、嬉しかったものだ。

510598.jpg両親は料理が上手だが、私は今も二人の足元に及ばないだろう。でもいつの頃からか、人並みに徐々に料理を作れるようになり、親には料理がうまくなったと言ってもらえるようになった。

でも家族以外の人に料理を作ったことはなく、そんなおもてなしは私には自信もないままである。

(70代・女性)

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2021年03月02日    ※イラストはイメージです

父親の本音

夜の10時…私は自室に…妻は歯磨き…娘は明日の勤務のシフトの確認をしていた。その時…妻の歯磨きの音が途切れ…娘が異変を感じ妻の元に行くと妻は朦朧としてひざまずいていた。

娘が「お母さんしっかりして」と妻の頬を叩いたり呼びかけても反応が弱い…「お父さん大至急救急車呼んで…」と私を呼び…その間…娘は妻に声掛けを続けていた。

1242754.jpgこのコロナ禍…電話をすると…コロナの症状があるかと聞かれ…意識朦朧だけなので…すぐに救急車が到着…現場を見ている娘に救急車に乗ってもらい救急病院に搬送された…暫くすると娘から連絡を受けた息子夫婦も病院に駆けつけてくれた。

診断の結果は「起立性低血圧」脳に血液がいかず意識が朦朧とした事が原因だった…心電図等も異常はなく…点滴をして妻は意識を回復した…娘の機転で妻は救われた…

私が自室に籠ってしまえば妻の異変に気が付かなかった…妻の生命に異常がないとわかると…張りつめた糸が切れたのか…娘は「良かった」と大粒の涙を流した…「お父さん救急車」と躊躇せずに私に指示する時は気丈に振る舞っていたが不安で一杯だったのだろう…それだけ母親の事が心配だったんだな。

彼の父親が入院して現在…結婚は延期状態だが…この優しい娘がもうじき嫁ぐと思うと…やはり寂しい…父親の本音である。

(60代・男性)

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2021年03月01日    ※イラストはイメージです

来た!孫からの便り

2138372.png友人の話だと、夫婦二人暮らしだとお互いの誕生日も次第に格別なことをしなくなるのが通常のようだ。そういえば我が家でも心当たりがなくもないと言ったところだ。

が、今年は違った。夫の誕生日が近くなると、なんとなくざわつく気配が漂ってきた。そして間もなく義父の亡くなった歳に到達するので、一歳でも長生きするようにとの配慮がからんでいるせいと気が付いた。

二日前になると六歳の孫がお便りを出したという情報が入った。孫と文通をしようとの夫からの便りも一回だけの往復で終わっていたのだ。

当日ポストを覗くと入っていた。「ぼくは6さいですが、じじはなんさいになりましたか」とあり、鬼滅の刃の絵も添えられていた。最初の時より字が小さくなり、軸の揺らぎも減っている。成長してるな、と夫はつぶやきながらすぐに返事を書き始め、自分の歳と今度帰省の時に抜いてもらう大根の成長を伝えるなど興味を誘っていた。

全部平仮名で、孫に読ませようの目論見が透けてみえるが、それにしても素早いなと思っていると、孫から電話が来た。受話器から漏れてくる
のは「じじおめでとう」の大きな声。ありがとうの後、夫はどうやらおたよりの内容をなぞり、あさって届くよと結んでいた。

ほのぼの誕生日になった。

(60代・女性)

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