ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2019年10月12日    ※イラストはイメージです

父の足

1237877.png父の足クサは閉口モンでした。父が同席する夕食は私にとっても母にとっても苦痛の種。テーブル下から臭ってくる、あの臭いは、母の手作り料理の全てを台無しにする強烈さでした。

しかし、臭いを発散する当の本人の嗅覚にはいっこうに届かないらしく、「何が臭いねん、どこが臭うねん」と大きな足を自分の鼻先に抱え持ってきてクンクンしても平気な父でした。

でも私も母も、一生懸命仕事して疲れて帰ってきている父に、そうそう責めることはできません。いつも笑いを半分交えて、でも心中では困り果てて、大騒ぎの食卓を演じていました。

今思えばそんな夕食風景も懐かしい遠い思い出になりました。今や、父の足からは全く臭いが消失したのです。妙に寂しくなったのも否めません。

父の足でワアワア騒いでいた頃は、父も母も生活力にあふれ、生命力がみなぎっていました。心身ともに新陳代謝豊かな両親がいました。

父の足を時々撫でさすります。そして長い長い年月が経過したことをしみじみと思うのです。

(60代・女性)


posted by ファミリー・プロミス at 13:11 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ありがとう。息子よ

234305.png61歳で未経験の仕事に再就職した私。今まで他人から仕事を干渉される事を何よりも嫌う私だったが、未経験の仕事。完全に1から10まで分からない。しかも私は仕事を覚えるまでが疎い。

最初の一か月間は先輩達から連日注意を受ける日々。私の性格を熟知している妻は落ち込んで帰宅する私を心配して「会社辞めてもいいよ」と言ってくれたが、注意を受けても以前の様に腹が立たない。

私も管理職時代やる気のない部下は注意をしても無駄と見限り、重要な仕事には配置せず、見込みある部下には些細な事でも叱責をしたが責任ある仕事を任せた。その事から注意をされる度「まだ言ってもらえるだけ有難い」と感じ、注意点の修正を続け基本的な仕事は任せて貰える様になった。

それは息子のお蔭でもある。私に似て気難しい性格の息子が上司から叱責されながらも会社の貴重な戦力として成長していく様を見て、私も負けられない気持ちとなっていた。息子と婚約者がデパートに私を誘い高級腕時計を誕生祝いとして贈ってくれた。腕時計を見る度に息子から激励されている様で、上司からの叱責にも耐える事が出来た。

今は自分でも不思議な程素直な気持ちで仕事を学ぶ事が出来る。息子が帰宅する度に「親父頑張れよ」「仕事に慣れてくる頃に事故が起きる。気を抜くなよ」とアドバイスされる。その言葉が私を初心に帰らせてくれる。ありがとう息子よ。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 13:02 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何を入れるの、お棺に

1668339.pngお棺に高価な双眼鏡を入れたという親戚の葬儀に出た帰りの車の中での話である。

爺は何を入れるの、と孫が突然口を開いた。精進落としの際話題にのぼっていたのを耳に留めていたのかと思い、遮らずにいると、そうだねえと言って夫が乗り気になり始めた。が、黙ったままだったので、ラジオとかカメラとか夫が日頃手にしているものを孫が口にする。

同居しているわけでもないのによく見ていると思って聞いていると、ラケットでしょ、テニスが好きだから、と娘が口を挟む。すると、じゃあシャベルは、とまた孫。二日前に菜園の収穫を初体験し使ったばかりの用具だ。

そうだなあ、とまた夫が考え込むと、ねえ、何、と隣から夫の膝を揺する様にして孫が催促する。

するとおもむろに、免許証かな、と言う。はて夫は免許証を持っていたかな、早いうちに返上したと聞いていたので、免許証?と尋ねると、父の免許証だ、あれが確か残っているはずだ、と続ける。そして天国に持って行って父に渡して一緒にドライブするんだ、と言う。

そういえば二人は仲がよく父の運転でよく出かけていた。じゃあ免許証で決まり、と孫が口にする中、私にはちょっぴり焼ける思いがした。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:58 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意外な才能

1606535.png我が家の5歳の息子、興味があるのは虫、乗り物全般、仮面ライダーに体を動かすこと。

興味がないのはお絵かきや数字、文字。

3歳年上の長女が5歳だった頃には、ひらがな全部一応読み書き出来ていた。でも現在息子は自分の名前を書くことはおろか、読むこともできない。

「男の子だし、元気ならいいか」なんて軽く考えていたけれど、幼稚園の参観日で他の子がすらすらと字を書き、日付を答えている場面に遭遇して少し焦り始めた。

色々考えて、数字に親しむのはトランプが最適なのでは?と仮説を立てた。

その日からババ抜き、神経衰弱が寝る前の日課になった。

なかなか数字もルールも覚えられない息子にとって、ババ抜きや神経衰弱の、同じ数字を合わせるだけの単純明快さがぴったりだったよう。

特に神経衰弱は、「透視能力があるの?」と疑いたくなるほど強い、強い。さして真剣でもないにも拘らず、大差をつけていつも1番になる。

聞けば数字を覚えているわけではなく、文字を絵のようにして覚えているよう。

息子の意外な才能に驚いた。こうやって数字に親しみ、ひいては覚えてくれたら嬉しいのだが。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:45 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先祖の名前

お彼岸の9月、あるイベントに家族で参加しました。テーマが【ご先祖の皆様、ありがとうございます】というものでした。

受付で一枚の紙が配られ、なんだろう・・・?と思っていると講話の中で、「皆さん、おじいちゃん、おばあちゃんの名前書けますか?かけた人数分のお菓子を帰りにもらって下さい」と言われました。

子供たちはお菓子欲しさに、必死になっておじいちゃん、おばあちゃんの名前を考え、私たちに聞いてきました。

普段はじーちゃん、ばーちゃんとしか言いませんから、正式に名前を子供たちが聞き、書いている姿に、これは良いことだな〜と思いました。

先祖があって私たち夫婦、そして子供たちがいることを感謝することができました。

子供たちもお菓子をたくさんもらえてうれしそうでした。

(40代・男性)


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posted by ファミリー・プロミス at 12:42 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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