ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年07月16日    ※イラストはイメージです

迷いながら続けること

子育てをしていると、自分がどんな人間だったか忘れてしまうことがある。

理不尽なことで泣いて、短い手足で思いっきり私を叩き、蹴る子供をなだめて、気をそらせて、ピエロみたいにおどけてみたり、だんだんこちらも腹が立って怒鳴ったり、時には手が出てしまうとき、「こんな子育てをしたかったわけじゃないのに」と落ち込んでしまう。

私って、こんなに怒る人間だったっけ?
しかも、怒り方もネチネチと嫌味たらしく、子供に分かるはずもない言葉を使って子供を追い詰める。

子供がもう少し大きくなったら、分別が付き、言葉も理解し、空気だって読めてしまうかもしれない。もう少し、わかっている。
なのに、今日もまた、怒ってしまう。

先日、いつも通り長男がぎゃんぎゃん泣きはじめた。「お母ちゃんがトイレ連れて行ってくれなかったから、ウンチが逃げちゃった!」・・・
今まで夢中でテレビを見ていたくせに。便意を催したとは一言も言ってなかったくせに。

テレビが終わったのをしおに、さっきまであった便意を思い出したのだろう。私を叩く、蹴る、引っ掻く、かみつく。ぽろぽろと涙をこぼして。
でもその日はなぜか、腹が立たなかった。

1012701.jpgこんなことで涙を、エネルギーを、大きく無駄使いする息子が、お馬鹿で可愛いな、と思った。
なので、思わず笑ってしまい、抱きしめてみた。

すると、息子も笑った。
少ししたら落ち着いて、「ウンチ行こうか」と誘うと、素直に応じた。「お母ちゃん、ごめんね」とまで、言ってくれた。

少し離れて子供を見たら、許せることもあるんだと学んだ出来事だった。
完璧とも、理想ともほど遠い子育てだけれど、私らしく(なるべく怒らず)、続けていこうと思う。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:03 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大当たり!

572758.jpg 釣りなんか興味ないんだけど、夫に強く誘われて海へ。驚いたのは女性がけっこう釣っていること。こりゃ見てるばかりじゃ恥ずかしい、と夫に餌を付けてもらって私も挑戦。すると、さびきで小アジがかかることかかること。夫よりも多く釣って、夫の面目なしといったところ。

 その内、凄いあたりが来て、その重さに驚いてワーワー声をあげたものだから、回りに人が集まってきた。糸が弓なりになって私の力では上がりそうもない。夫に助けてもらっていると「なんだ、なんだ」と外野席が糸の先を待ち焦がれた。やっと引き上げると、食らいついていたのはボラ。水が引いたように皆さん解散。その後、糸がもつれて外すのが大変。ボラって釣り人泣かせの厄介ものなんだって。

 ま、釣れた時の手応えがいいのですね。この手応えがうれしくて、釣り人は何時間も釣り糸を垂れるのですね。いい経験をした。また夫と行こう。私がまんざらでもない様子に誘った夫が満足そうだった。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:56 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

孫は強し

073524.jpg 久しぶりに娘の家族と初夏の高原旅をした。牛や馬、ヒツジにヤギがいる大きな牧場脇の小道をのんびりと散策したが、身体が覚えていたというのか、バライチゴや桑の実がなっていないか次第に小藪の方に目が行くようになった。それを知ってか、夫からどうやらここには無い様だねえと声をかけられる。

 そして木漏れ日のテラスで地元産ふんだんの昼食。小気味よいが少々の疲れもあったのでこのあと宿泊先まで循環バスの利用を提案すると、せっかくだから歩こうと娘の家族が言う。ようしと気を取り直し緩やかに下っていると、道に紫や赤の実がたくさん落ちている。

 アッと声を漏らしながら見上げると大きな桑の木。早速腕を伸ばして一粒口にすると、これが甘くておいしい。すると孫も娘からもらって笑顔を見せる。「願っていると叶うとはこのことね」と言うと、娘から「頑張って歩き通したごほうびよ」と声がかかる。

 しばらくはどっちだ、両方だのやり取りになったが、「ごほうびです」と孫から声が上がった。あら、終始笑顔でいても結構頑張って歩いていたんだと思い直し、「そうよね、ごほうびよね」と言い孫の頭を撫でてやったところで決着した。

 まことに孫は強しのまざまざ体験とみんなで笑い合った。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 11:51 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月14日    ※イラストはイメージです

子は鎹(かすがい)

fa9f2836bc107a567dda913e16b123e4.png 長く夫婦をやっていると行き違いは必ずあるもの。先月から、その空気を察していた娘が休日に妻とどこかに外出した。

 だが、いつになっても帰ってこない二人に私は苛立ち、遅い時間に帰宅した娘と二人だけになった時、なぜ連絡をくれないのかと厳しく問い詰めてしまった。その時娘の目から涙が見えた。娘が子供の頃でも怒って泣かせた事はなかった私だが、23歳になった娘を初めて泣かせてしまった。

 娘曰く両親の関係修復の為に妻の好きな横浜まで行き気分転換を図り、妻から愚痴を聞き、妻の気持ちをスッキリさせ私たちの仲を取り持つ努力をしていたと答えた。「以前の様に仲の良いお父さん、お母さんに早く戻ってよ」と涙ながらに娘から諭された。

 娘の涙は意固地で閉ざされていた私の心を開かせるには十分な薬となった。私は娘の気持ちも知らないで泣かせてしまった愚かな行為を素直に詫びた。

 翌日から娘に注意を受けた妻の不満を直すべく努力を続け、現在は完全に元の仲の良い夫婦に戻る事ができた。あれから仕事が多忙となり帰省ができない娘に電話で近況を報告すると「良かった」と喜んでくれた。

 いくつになっても子は鎹。娘が我が家では一番大人なのかもしれない。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:07 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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