ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

メルマガ登録募集中!   メルマガ登録はこちらから

「家族の絆」メッセージや全国の活動の様子などをメールマガジンにて配信しています。
是非、お気軽にご登録ください。(個人情報はメルマガの配信のみに使用いたします)

2018年04月28日    ※イラストはイメージです

小さな背中

373749.png娘が小学校に入学した。

車で幼稚園に送り迎えしていた日々が突然、ランドセルを背負っての徒歩通学。

教科書と雨合羽でずっしりと重くなったランドセルを準備しながら、入学式の翌日から私は心配でたまらなかった。

そもそも、車がないとどこにも行けない田舎に暮らし、娘にとってはどこに行くにも車だった。幼稚園では遠足に行ったことはあったが、持ち物はお弁当とお菓子程度、移動はバスや電車だった。

距離にして15分程度。入学前に何度か歩く練習をした。その時も、荷物は持っていなかった。果たして歩けるだろうか、ランドセルの重さに肩や腰を痛めないだろうか。近所には同世代はおらず、いきなり5年生と6年生だけの登校班に入れてもらうが、ついていけるだろうか…。

心配は尽きないが、初登校の日がやってきた。

集合場所に着くと優しそうな上級生の女の子たち。促されて登校班の真ん中あたりに入れてもらう娘。

一人だけランドセルが動いているかのような小さな背中の娘を見送りながら、「頑張って」と心の中でつぶやいた。

まだ始まったばかりの小学校生生活。登下校だけでなく心配は尽きないが、これからはそっと後ろから支えていこうと思う。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 14:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月14日    ※イラストはイメージです

新社会人となった息子

 息子が社会人となり10日目が過ぎた。

514681.jpg 昨年企業研修を経て就職内定を頂いてから、夏休みなど会社で先輩、上司から仕事内容を丁寧に教えられ実習を積み重ねたお蔭で、「入社しても初日から即戦力として働ける事ができたよ」と帰宅して嬉しそうに語った息子だったが、入社して1週間が過ぎた頃、一つの現場を設計図を見て自分で計算をしながら作業を進めていく、新人には難関な仕事を任せられ、上司の助言を受けながらも無事に仕事をやり遂げ「自分に合った、やりがいのある仕事に就けて本当に幸せだ」と毎日が充実している言葉を聞き、あの甘えん坊で我儘だった息子が社会人となり急に責任感がある大人になったなと感じた。

 今まで私が溺愛して陰日向に守ってきた息子だったが、学生生活が終わった日。息子からの手紙に「これからは俺がお父さんを守る番だ」と書いてあった。社会人になってから日に日に逞しい男になっていく。本当に父親でいられてよかった。

 息子の成長は私の幸せだ。息子もこれからは挫折も幸せも色々と経験するだろうが、そう遠くない将来、彼女と明るい家庭を築ける事を祈っている。私も一旦父親の役目が果たせた気がした。

(50代・男性)

posted by ファミリー・プロミス at 16:00 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホットコーヒー

962099.jpg メンテの仕事をする夫が帰宅するなり苦笑して話しだした。その日行ったお宅は老夫婦二人暮らし。床がきしむというので、床下に潜って点検したらしい。終わるとおばあちゃんがコーヒーを出してくれた。コーヒー好きな夫はさぞうれしかったことだろう。「それがホットなんだ」と夫。私は吹き出した。

 その日は記録的な猛暑。汗だくで床下から出てきた夫を待っていたのは、熱々のホットコーヒーだったというわけ。

 「でも高齢のおばあちゃんが入れてくれたんだから、ありがたくいただいた。汗が一段と吹き出してきたけどな」

 冷たいコーヒーの方がいいでしょうけど、作り方を知らないもんでごめんなさいって、おばあちゃんは申し訳なさそうに謝ったらしい。おじいちんゃも来て、この暑いのに熱いコーヒーなんか出したのか、っておじいちゃんまで謝ってくれて、夫は恐縮したという。

 人一倍汗かきの夫。どんなにすごい汗が吹き出していたか想像できる。でも夫らしい対応に、ちょっとうれしくなった。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:48 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

狭いよね、都会の空

 孫の手を引き散歩中のことだ。はるかに飛行機のゴーという音が聞こえ、だんだん大きくなってくる。続いてバリバリバリとヘリコプターの音も。おやおや今日はなんて忙しい日なんだろう、と思っていると、孫が自分から手をほどき仁王立ちし耳を澄まして音を捉えている。

441789.jpg やがて頭の上あたりを通過するな、と思っていると、空に向かって手を振り出した。姿が見えると「あった」と叫び、振る手が一段と大きくなり、満面の笑みを浮かべる。あまりに仰向けになるので背中を支えながら、そうか、好きなんだ、空を駆けるものが、と思っていると、「ばいばい、しているのよ、この子は」とママ。

 「やがて見えなくなるでしょう。だからこの子には、さよならの対象なの」と説明を受け、なるほど、と思っていると、振っていた手を下ろして悲しそうな顔を向けてきた。「どうしたの、飛行機さん行っちゃったから」と聞くと、「ううん、見えなくなるのが早すぎるって言っているのよ」とまたママ。そうかぁ、孫が住んでいるところと違ってこの辺りは見上げる空が狭いから、と気づいた。

 「もっと見ていたかったね。おうちに帰ったらゆっくりと手を振ってあげてね」と慰めの言葉をかけてやり、もう一度手を握ってやると理解したのだろうか、気を取り直したように歩き出した。成長を見る思いがした。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:35 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Copyright © ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
Designed by カエテンクロスSEOテンプレート