ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年03月09日    ※イラストはイメージです

おむつ外れは突然に

967634.jpg我が家の双子、もうすぐ4歳。

双子ということにかまけて(?)母の私はあまり指導的なことをしてこなかった。一卵性の双子で、そこにいるだけで可愛いし、面白いし、ここまで大きくしただけでも大したもんだし、と変な自負もあった。

それが先日、保育園の先生に、「2人とも色がまだ言えないし、顔を描いてと言っても、目も鼻も口もぐじゃぐじゃだし、おむつも外れてないし・・・」と日頃の思いを一気にぶつけていただいた。

母は衝撃的だった。直視してこなかった双子の能力は、ほかの子供の成長に比べて遅いらしい。その日から焦った。進級して、春には遠足がある。遠足はおむつを外さないといけないらしい。色は3歳児検診の時にチェックされていた。他の子は3歳になればできるものなのか。

急に焦っておむつ外しを試み、色を教え、お絵かきを教えた。先生が言われたとおり、2人とも全然できない。観察していると、2人ともできないから安心している節がある。もしや、一度できたときは褒めて褒めて褒めまくったらうまくいくのでは?

案の定、ある日突然色がすらすらと言えるようになった。ある日突然、おむつの中では排泄しなくなった。突然、上手に目や鼻や口を配置できるようになった。人が能力を獲得していく様をここ数日、つぶさに観察している。

可愛いだけでよかった我が子も、少しずつ自立していると思うと、ちょっぴり切ない気もする。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:03 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

酔い上手

我が家と義姉の家族が久々に全員集まったので居酒屋で食事会を開催した。皆が集まるなんて数年ぶりである。ましてはお酒を飲むなんて初めての事。

普段は無口な甥っ子は酒を飲むと途端に雄弁で愉快になる。冷静な姪っ子もお酒が入ると笑い上戸。真面目な義姉も梅酒の梅をかき回しながら「いっもより多く回しています」と別人の様にはしゃいでいた。

706555.jpg義姉一家の楽しい別の顔が見られ驚ろかされた反面、親しみが感じられた食事会となった。妻と息子も聞き上手でお酒と料理と愉快な会話を楽しんでいた。運転係でお酒が飲めない娘と、酔っ払いが嫌いで飲み会は最近一切NGの私も4時間もの長時間。飽きる事なく楽しい時間が過ごせた。

誰も不快にさせない全員酔い上手。こんな楽しい飲み会なら何度参加してもいいや。早く他界した義兄も隣で笑っている様に思えた。義姉一家との絆がますます深まった瞬間だった。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:52 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伝達式

 最近の母は、老い支度をゆっくりと進めているようだ。ある日、母が部屋に呼んだ。ベッドの上にワンピースが横たわっていた。「懐かしい〜!」と私は駆け寄った。紺色の縮緬素材で涼しげなワンピースは、母が祖母に買ったもの。晩年の祖母のお気に入りで、病院通いによく着ていた。

 明治女の祖母は、人生のほとんどが着物だったが、後半人生は洋服が多かった。しかし靴を履く事はなく、洋服でも足元は下駄や草履だった。アンバランスだが、祖母のそのファッションは愛嬌があり、違和感がなかった。話ずきで愛想がよくて、多くの人に好かれていた祖母。

 祖母のワンピースを手に取ると、鼻先に蘇ったのは、紛れもなく祖母の臭いだった。化粧も香水も無縁の祖母だが、不思議と何かしら時々ほのかに香った。祖母の髪は長く、病床に伏しても髪を束ね丸めた。不器用な祖母だが、髪を結うのは確かだった。祖母と香りが結びつくとしたら、洗髪に使っていた椿油だろうか。清々しい石鹸のような体臭だったのだろうか。生前に聞いておけばよかった。

819223.jpg 「そろそろ処分しようかと思って」と母が呟く。「草履もバッグもあるのよ、ほら」。驚いた。母はこれらをカビも生やさず、シミも作らずきれいに35年余り保管していたのだ。「処分しないで。私が持っておくから」と言うと、母は表情を崩し私に託した。本当はそれを頼みたかったのだろう。

 身辺整理をする母。親にとっても子にとっても寂しい季節だが、この小さな「伝達式」に、祖母が香りとなって参加していたことがちょっとうれしい。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:45 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地域ってありがたいね

705614.jpg娘が孫を連れて帰省し帰るという前夜、久しぶりに近くの焼き肉レストランへ行こうということになった。

そして食欲も話も大いに満たされたあとのレジの前。「はいっ」と店主が孫に小さな菓子袋を差し出してくれた。おや、こんなサービスも、と思っていると、「娘さんたちもこのくらいの時によく来てくれていたよね」と語り出
す。

近所だし、確かに娘たちを連れてよく来ていたが、その後は中断といっていいくらい、せいぜい年に数度くらいになっていた。夕方犬を連れて我が家の前を散歩する店主を見かけるたび、近くなのに申し訳ないと思ってきたが、巣立って長い娘たちのことを覚えていてくれたとは、と思うと嬉しさが込み上げてきた。

夜、タクシーで家に帰るとき、この店の名を出すとすぐに行き先を分かってもらえ便利だったと娘が言うと、「先代から長くやっているからね」とか「ここらではうち一軒だから」と応じてくる。

話がはずんでいると脇から「おかし」と言って孫がもう一袋催促しだす。食べ過ぎるからと今度は飴玉にしてもらったが、退屈している合図だろうと思い、店を出ることにした。

帰路、こうやって幼い子たちは見守られるんだ、と娘。地域ってありがたいね、と応じた。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:31 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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