ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2018年01月16日    ※イラストはイメージです

夜勤のあと

 冬の時期の夜勤は辛い。仕事内容は一年を通じてそう変わりはないので、何が辛いと言っても凍りついた道路を運転しなければいけない通勤と、帰ってからの風呂が水のように冷たくなっていることだ。

 雪道を戦々恐々として運転するのはなかなか慣れないが、運転の上手な夫が「雪道ではシフトチェンジをロウに入れておくといいよ」とアドバイスしてくれたり、早めのタイヤ交換をしてくれるので独身の頃に比べるとずいぶん気持ちが違う。

 風呂に関しては、「夜勤後の午前2時くらいにお風呂に入ると、もう水みたいになってて、追い炊きしても1時間ぐらい温まらないんだよね」とぼやいていたのを夫が聴いていたらしく、以降、私が帰る1時間くらい前に追い炊きを始めておいてくれている。おかげで疲れて冷え切った体を、帰ってすぐにお風呂で癒すことができる。

200511.jpg 更に先日は、そっと布団に入った私に、寝ていた次男がむくっと立って一言。「お母ちゃん、ご飯食べた?」驚いて「うん、食べたよ」と言うと、安心したようににこっと笑ってまたすぐに寝てしまった。

 彼なりに夜勤をしている母はちゃんとご飯を食べているのだろうかと心配してくれているのだと思ったら、心までじんわりと温かくなった。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:12 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日    ※イラストはイメージです

私のつぶやき

 昨年末、父が永眠した。身体障害者になり10数年間寝たきりの生活。プライドが人一倍高かった父には辛い毎日だっただろう。私は父を失った悲しみよりも、父が辛い毎日からやっと解放される事からか、安堵の気持ちで父を看取った。

 想えば父とは若い時から対立ばかり。一人息子で甘えん坊な私を厳しい社会に適合させるため敢えて厳しく育てた父。父の厳しさには反発ばかりしていたが、当時の協調性がない私が、そのまま大人になっていれば現在の良き妻、子供たちに恵まれた幸せな私はいなかったと思う。

806149.jpg 孫が生まれてからは丸くなり孫を溺愛していた姿が今でも脳裏に浮かぶ。私の娘が父を供養してくれた住職のお布施を自ら進んで出してくれた。父の死を誰よりも悲しんでいたのは、一番溺愛されていた私の娘だったのかもかもしれない。

 「父ちゃん本望だろう。あんなに可愛がっていた孫が、父ちゃんに戒名を与えてくれたんだよ。3月に永眠した母ちゃんと一緒に天国から我が家を見守っていてね」と父の遺影に一人つぶやく自分がいる。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:59 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

長寿ベッド

 今のベッドで寝るようになって、40年以上。というと、レトロでキ〜キ〜きしむオンボロベッドが想像されるかもしれないが、今でも見劣りしない素敵なベッドだ。重厚なマット2枚重ねで、淡いピンクの花模様が刺繍されている。頭部分はクリーム色の柔らかい革素材で立ち上がり、私の頭を支えてくれる。セミダブルで、一人で寝るには勿体ない程ゆったりしている。当時の父のベッド、母のベッドと比べても格段にいいものだ。

161160.jpg 私は小学五年からベッドで寝ていて、このベッドは3台目。子どもの時はただ寝てるだけでよかったベッドも、大人になると寝心地を追求したくなる。そんな私の訴えを聞いて、社会人1年生となった誕生日に、両親はこのベッドをプレゼントしてくれたのだ。

 何度か引っ越しをしたが、そのたび、このでっかいベッドとマットを連れてきた。多分に引っ越し屋泣かせで、大きくて重いベッドは、大変な時間がかかった。

 古くなったものは惜しげなく捨てる私だが、このベッドだけは手放せない。今でも古さを感じさせないから不思議だ。 とはいえ、役目を果たし過ぎて、マットの角がすり減って、色も褪せてきた。でも弾力はへたっていない。

 このベッドをプレゼントしてくれた両親は足して178歳。働き盛りの両親が奮発してプレゼントしてくれたベッド。両親同様、長生きしてくれている。「よく持ってるね〜」と両親は、わが家に来ると決まってこのベッドを懐かしそうな目で、生きもののようになでさする。

 両親の脳裏にはその時、帰宅した私をサブライズさせたあの日の歓声が去来しているだろうか。大きなベッドに欣喜雀躍した私の23歳の誕生日。若い両親の温かい
笑顔。今もこのベッドで寝られる幸せを思う。大切な両親からの贈り物。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:34 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日    ※イラストはイメージです

ありがとう、ニャンコ

 二世帯暮らしで自炊していた義母が八十半ばを過ぎると判断や立ち居振る舞いにキレがなくなってきた。六人もの子を育て、畑までこなしてきた面影も薄くなった。本人の希望に沿い出来るだけ長く自立した暮らしを目標に見守ってきた。夫や娘と思案の日々にくれるようになった。

158070.jpg ある日「そうだ」と夫が膝を打った。「猫を飼おう」と続ける。一匹いるのにと思った。「世話焼きを思い出してもらおう」ということで義母専用の飼い猫にすることとした。昔から猫飼いは絶やしたことがないということで、義母も二つ返事で受け入れた。水、食事、トイレ等の世話やきを見守った。猫もなついてそばを離れず起居を共にし出す。

 ひと安心していると、間もなく義母の動きが戻ってきた。かかりつけ医に話をするとそういう例がないわけではない、と言われる。少しでも長く良い状態が続けばと願い、猫の食事の確保にも力が入る。ベランダから菜園を見つめ、夫の作業に助言も出るようになると、とりあえず復活とひと安心する。

 早朝見守りに行くと布団の真ん中で寝る猫をよけるようにして義母が寝ていた。微笑ましい光景に「ありがとう、ニャンコ」と心の中で手を合わせた。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 16:49 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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