ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2019年11月09日    ※イラストはイメージです

今頃気づいた事

今年10月25日私たち夫婦は結婚27周年を迎えた。

想えば人生山あり谷あり、結婚前は毎年旅行に行くと約束しておきながら現役時代は多忙な仕事でその約束は守れず、仕事で完全燃焼しては疲れ果て帰宅後は家事は何一つ手伝わず、買い物も一緒に出掛ける事もなかった。妻にしてみれば不満だらけで落第な夫であった。

1444298.jpg昭和世代な私はまたそれが当たり前だと思っていた。そんな状況に不安を感じた娘が「お母さんはお父さんと出かけたら喜ぶと思うよ。言葉には出さないけど」と娘と二人だけの時言われた。私は妻に母親の様に甘えていた事を今更思い知った。

還暦を過ぎ子供たちが独立した家に2人。今は休日が合えば2人で出かける事が多くなった。妻の運転でドライブに行き些細な事でも笑い、家では会話も増えた。

そんな様子に娘からラインが来た。「この所ラブラブだね」と。娘が私に気づかせてくれたお蔭。老後も妻とお互いを敬い仲の良い夫婦で過ごして行こうと心に誓った。こんな鈍感な私を支えてくれるのは妻以外にはいないから。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:35 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

料理講習会

094168.jpg昭和三十年代始めのある日、母は割烹着を着込んで、近くで開かれた料理講習会に私を連れて行った。当時母は幼い私を抱えて共働きの身、多忙な毎日だったが、料理講習会に出かけるとは、母の人生を振り返っても、この日一回限りである。

覚えているのは鯨の酢の物。鯨肉とキュウリ、大根、人参をゴマと酢味噌で和えたあっさりした一品で、母と一緒に、多くの見知らぬ参加者と賑やかに試食した事を覚えている。鯨肉の、舌にザラザラした感触は子どもには珍奇で印象深かった。あのでっかい鯨を想像すると不思議で妙にうれしかった。

当時まだ途上国だった日本、食材も今ほど豊富ではない。大多数の日本人は贅沢を知らず質素に暮らしていた。若い母は、鯨という目新しい素材のレシピに引かれてか、子連れでも勇気を持って料理講習会に参加したのだ。鯨の酢の物は、その後家族の人気メニューとなり、父は酒の肴に好んだ。

時代は移り鯨肉を店頭で見ることはほとんどなくなった。あの料理は我が家では幻になってしまった。もう一度、あの鯨の酢のものを食べたい。料理してみたい。もし目の前に鯨の酢の物を出したら、母は遠い日を思い出してくれるに違いない。

(60代・女性)
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義父の思い出

897623.jpg古希が来るまで勤めていた義父。その後、同居の私たちの孫とよく遊んでくれたほか、母の菜園を手伝う日々が続いていた。

それでも何とか外に出る機会をうかがっていたのだろう、週末にテニスに出かける私たちのアッシーくんをやろうじゃないかと申し出てくれた。午前の部の練習場へ、昼食後はまた別の練習場へと、そのたびきちんと運んでくれた。

ところが慣れてくるほどに迎えの時間が早くなり、金網フェンス越しだが、練習風景をしきりに眺める様子が見られるようになった。そのうち動作を真似し出す。ストロークやサービス、それにスマッシュはもちろん、ちょっとしたステップまでも。日が経つうちに動きもスムーズになってゆく。真面目な機械職人の根を持つだけに念入りに見える。

お待ちどうさま、の声に顔つきが変わるのでそれと分かり、夫と共に上達ぶりを褒めてやるといかにも嬉しそうに相好をくずす。そのうちに天候を気にするようになり、練習中止とわかるといかにも残念という表情を見せるようになった。

有り難いが気の毒のようにも見えるので、そんな日は一日孫と遊んでもらい、母ともに夕食を振る舞った。それもこれも今は懐かしい思い出になった。

(60代・女性)
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2019年11月01日    ※イラストはイメージです

ふ、す、ま!

1531637.jpg夕食中、5歳の息子が突然言った。

「ふ、す、ま!」

一体何事かと思ったら、息子が指差す先に畳屋さんの広告があった。広告にはでっかい赤字で「たたみ、ふすま」と書いてある。

息子が文字を読んだのはこの時が初めて。自ら字に興味を持ち、読んだことに感激した。当人の誇らしそうな顔!

息子が文字にも数字にも疎いことに気がついて早数カ月、夕食後にトランプやかるたで楽しみながら文字に親しみを持たせようと奮闘した日々が報われた瞬間だった。

とは言え、「ふ」と「す」と「ま」の3文字は本人や家族の名前に使われている文字。目にする機会が多い字である。

まだまだ私と息子のひらがなの旅は始まったばかり。

興味さえ持ってくれればスポンジのように吸収出来る頭の柔らかさには目を見張るが、そもそも興味を引くのに毎回苦労する。

焦らず息子のペースで吸収出来るよう、母はサポートしようと思う。

(30代・女性)
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2019年10月12日    ※イラストはイメージです

父の足

1237877.png父の足クサは閉口モンでした。父が同席する夕食は私にとっても母にとっても苦痛の種。テーブル下から臭ってくる、あの臭いは、母の手作り料理の全てを台無しにする強烈さでした。

しかし、臭いを発散する当の本人の嗅覚にはいっこうに届かないらしく、「何が臭いねん、どこが臭うねん」と大きな足を自分の鼻先に抱え持ってきてクンクンしても平気な父でした。

でも私も母も、一生懸命仕事して疲れて帰ってきている父に、そうそう責めることはできません。いつも笑いを半分交えて、でも心中では困り果てて、大騒ぎの食卓を演じていました。

今思えばそんな夕食風景も懐かしい遠い思い出になりました。今や、父の足からは全く臭いが消失したのです。妙に寂しくなったのも否めません。

父の足でワアワア騒いでいた頃は、父も母も生活力にあふれ、生命力がみなぎっていました。心身ともに新陳代謝豊かな両親がいました。

父の足を時々撫でさすります。そして長い長い年月が経過したことをしみじみと思うのです。

(60代・女性)


posted by ファミリー・プロミス at 13:11 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ありがとう。息子よ

234305.png61歳で未経験の仕事に再就職した私。今まで他人から仕事を干渉される事を何よりも嫌う私だったが、未経験の仕事。完全に1から10まで分からない。しかも私は仕事を覚えるまでが疎い。

最初の一か月間は先輩達から連日注意を受ける日々。私の性格を熟知している妻は落ち込んで帰宅する私を心配して「会社辞めてもいいよ」と言ってくれたが、注意を受けても以前の様に腹が立たない。

私も管理職時代やる気のない部下は注意をしても無駄と見限り、重要な仕事には配置せず、見込みある部下には些細な事でも叱責をしたが責任ある仕事を任せた。その事から注意をされる度「まだ言ってもらえるだけ有難い」と感じ、注意点の修正を続け基本的な仕事は任せて貰える様になった。

それは息子のお蔭でもある。私に似て気難しい性格の息子が上司から叱責されながらも会社の貴重な戦力として成長していく様を見て、私も負けられない気持ちとなっていた。息子と婚約者がデパートに私を誘い高級腕時計を誕生祝いとして贈ってくれた。腕時計を見る度に息子から激励されている様で、上司からの叱責にも耐える事が出来た。

今は自分でも不思議な程素直な気持ちで仕事を学ぶ事が出来る。息子が帰宅する度に「親父頑張れよ」「仕事に慣れてくる頃に事故が起きる。気を抜くなよ」とアドバイスされる。その言葉が私を初心に帰らせてくれる。ありがとう息子よ。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 13:02 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何を入れるの、お棺に

1668339.pngお棺に高価な双眼鏡を入れたという親戚の葬儀に出た帰りの車の中での話である。

爺は何を入れるの、と孫が突然口を開いた。精進落としの際話題にのぼっていたのを耳に留めていたのかと思い、遮らずにいると、そうだねえと言って夫が乗り気になり始めた。が、黙ったままだったので、ラジオとかカメラとか夫が日頃手にしているものを孫が口にする。

同居しているわけでもないのによく見ていると思って聞いていると、ラケットでしょ、テニスが好きだから、と娘が口を挟む。すると、じゃあシャベルは、とまた孫。二日前に菜園の収穫を初体験し使ったばかりの用具だ。

そうだなあ、とまた夫が考え込むと、ねえ、何、と隣から夫の膝を揺する様にして孫が催促する。

するとおもむろに、免許証かな、と言う。はて夫は免許証を持っていたかな、早いうちに返上したと聞いていたので、免許証?と尋ねると、父の免許証だ、あれが確か残っているはずだ、と続ける。そして天国に持って行って父に渡して一緒にドライブするんだ、と言う。

そういえば二人は仲がよく父の運転でよく出かけていた。じゃあ免許証で決まり、と孫が口にする中、私にはちょっぴり焼ける思いがした。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:58 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意外な才能

1606535.png我が家の5歳の息子、興味があるのは虫、乗り物全般、仮面ライダーに体を動かすこと。

興味がないのはお絵かきや数字、文字。

3歳年上の長女が5歳だった頃には、ひらがな全部一応読み書き出来ていた。でも現在息子は自分の名前を書くことはおろか、読むこともできない。

「男の子だし、元気ならいいか」なんて軽く考えていたけれど、幼稚園の参観日で他の子がすらすらと字を書き、日付を答えている場面に遭遇して少し焦り始めた。

色々考えて、数字に親しむのはトランプが最適なのでは?と仮説を立てた。

その日からババ抜き、神経衰弱が寝る前の日課になった。

なかなか数字もルールも覚えられない息子にとって、ババ抜きや神経衰弱の、同じ数字を合わせるだけの単純明快さがぴったりだったよう。

特に神経衰弱は、「透視能力があるの?」と疑いたくなるほど強い、強い。さして真剣でもないにも拘らず、大差をつけていつも1番になる。

聞けば数字を覚えているわけではなく、文字を絵のようにして覚えているよう。

息子の意外な才能に驚いた。こうやって数字に親しみ、ひいては覚えてくれたら嬉しいのだが。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:45 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先祖の名前

お彼岸の9月、あるイベントに家族で参加しました。テーマが【ご先祖の皆様、ありがとうございます】というものでした。

受付で一枚の紙が配られ、なんだろう・・・?と思っていると講話の中で、「皆さん、おじいちゃん、おばあちゃんの名前書けますか?かけた人数分のお菓子を帰りにもらって下さい」と言われました。

子供たちはお菓子欲しさに、必死になっておじいちゃん、おばあちゃんの名前を考え、私たちに聞いてきました。

普段はじーちゃん、ばーちゃんとしか言いませんから、正式に名前を子供たちが聞き、書いている姿に、これは良いことだな〜と思いました。

先祖があって私たち夫婦、そして子供たちがいることを感謝することができました。

子供たちもお菓子をたくさんもらえてうれしそうでした。

(40代・男性)


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posted by ファミリー・プロミス at 12:42 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月14日    ※イラストはイメージです

夏の終わり

528669.jpg子供の夏休みが終わった。

今年の夏は、なんだか例年に比べて長かった。

そう思うのは、子供が学童保育に行きたがらず、毎日家にいたからだ。

子供同士でも、女の子は色々あるらしい。

元々仕事の無い日は学童保育を休ませて子供と遊んでいたが、今年は私が休みでなくてもどうしても行きたくないと言う。まだ小学2年生だから家にひとりと言うのは心配すぎる。

かといって学童保育は義務ではないから子供に無理強いしたくない。

私の仕事の日には実家にお願いしたり、友人と協力し合ってやりくりし、なんとか夏休みを乗り切った。

海に映画、キャンプ、プール、お買いもの。思いつく場所は大抵行った。その都度へとへとになるまで一緒に遊んだ。

娘や娘の友人の会話はいつの間にか大人びていて、聞いていると立派な女子だ。保護者と言うより友人気分で私まで若返った気分になる。

長い夏休みがとうとう終わって、やっと私の休める日が来た。

ゆっくり過ごす時間をあんなに熱望していたのに、いざ来ると、なんだかさみしい気がするのが、不思議である。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:54 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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