ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2020年03月14日    ※イラストはイメージです

娘からの報告

 私の夜勤時、いつもは夜遅く妻が職場に車で迎えに来てくれるのだが、なぜか娘が迎えに来た。「お母さん炬燵でうたた寝していて起こすのが可愛そうだから私が迎えに来た。それに」と言うと娘は暫くたってから、「実は結婚を意識している人がいるの」と衝撃の報告。

 妻と弟にはもう報告済みの様だ。前日弟に報告した時。息子は喜びながらも「お父さんにも早く話した方がいいよ」と言われ意を決して私に報告した。

 息子は毎日彼女を家に連れてきて既成事実の様に彼女を家族の一員として自然に受け入れさせたが、今まで何の前兆もなかった娘からの突然の報告。一瞬戸惑ったがしっかり者の娘が選んだ相手。好青年に違いない。私が祝福すると娘は微笑んだ。

1796288.jpg 3月2日。いつもは家族で祝う娘の誕生日。今年は彼と2人で外食。娘は誕生祝いにネックレスをプレゼントされ幸せ一杯に帰ってきた。私も結婚前妻に初めてのプレゼントはネックレスだった。娘と彼の出会いは、私と妻の様に友人の結婚式から交際に発展。息子の婚約者も妻と珍しい苗字だが旧姓が同じと、なぜか偶然にも共通点が一杯だ。

 娘と息子が私と妻の様に長く幸せな楽しい家庭が送れる事を願う毎日だ。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:23 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

探し物

1673476.jpg 探し物が下手な子だった。時間がかかると泣き出すこともたびたびあった。使っても元に戻さずそこらに放ったらかしにするせいとよく言われた。

 あるとき、どうしても探し出さなければならないものがあり、帰宅した母にすがって頼んだことがあった。働いていたので家にいても忙しかった母は普段「自分で探しなさい」が口癖だったが、そのときは応じてくれた。散らかっている部屋を片付けながら、押し入れに体を入れながら、箪笥の引き出しを開けながらなど、大取り物のようになった。

 なかなか見つからなかったが、母が探してくれていることに何故か心安らいだ。そうこうしているうちに使われていない古い机の脇の引き出しに母の手がかかった。そしてこの時だけ「ここにあるでしょ!」と言いながら引いた。ところが引き出しの底が抜けていてもぬけの空だった。

「まあ」という顔付きをして見せたが、すぐにその下の引き出しを探り見つけ出してくれた。「そんなところに」と思いながら、涙をにじませた私だったが、「よかったね」と言い母は強く抱きしめてくれた。そして「ありがと」をぎこちなく口にする私に「どういたしまして」と明るく返してくれた。やっぱり母という思いを強くした。

(60代・女性)

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一人っ子

819216.jpg 私は何となく父とは反りが合わず、余り口を聞かず、言い争ったことも少なくはない。ついに、家族で話しあって、同居にケリを付けて家を出た。それを機に父は一気に元気をなくし、入退院の日々が続いた。3カ月ぶりに家を訪ねた時、父は、驚く程痩せ細り、持病が全て悪化して、こんなに弱々しい父を見た事はなかった。親の老いが心に迫る。

 かつて、強い口調で言い合った会話を思い出した。「世間は結婚したら別居が当然、何で同居を強いたの」と詰問した私に父が言った。「世間はどうであれ、お前は私達の一人っ子。側においておきたかった」。そんな会話が蘇ってくる。

 別居してわかったことが山とある。父も母もどんなに私を愛してくれていて、私を頼りにしているかを。結婚が遅かったこともあり、私達は長年3人だけで家族を営んできた。ケンカもあったとはいえ、概ね幸せに恵まれて暮し、私はいつも人様からうらやまれていた。

 友人に同居の不満を漏らしたことがある。すると彼女はこう言ったものだ。「親と同居できるって幸せなことよ。したくてもできない人の方が多いのに」。ありがたい言葉だったと今にして気付く。

 親の老いは子の気持ちを変える。命あるものはこのように枯れていくのだという現実を、身をもって教えてくれている。家族のつつがない日々が1日も長く続きますようにと祈り暮らしていたが、父は3か月前92歳で遠くに旅立った。今、私は父の言葉を胸にとどめて生きる。そう、私は親にとってたった一人の子ども。

(60代・女性)
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2020年02月08日    ※イラストはイメージです

妻との約束

443056.jpg 私の妻は独身時代毎年海外旅行を楽しんでいた。私と結婚する時も毎年旅行に行こうねと約束した。だが結婚1年目旅行の予約は入れたが義父が突然病に倒れキャンセル。それ以降は私の仕事多忙、子育て、両親の介護等で1度も約束が守れなかった。

 だが先月娘が妻にハワイ旅行をプレゼントしてくれた。仕事が休めない私に「お母さんだけ連れてってもいい?」と言われたが、「お父さんが一度も連れて行けなかったんだから、お父さんからもお願いします」と言うと娘は微笑んだ。妻はハワイ旅行は初めて。ハワイから私のスマホにLINEで楽しそうな娘と妻の写真が送られてくる。妻の笑顔を職場で眺めると私も幸せな気分になってくる。

 親孝行な娘に育ってくれて本当にありがとう。両親も他界して子供達も独立した今、私も健康に気をつけて何の憂いもなく妻と2人で海外を満喫する日が来る日を楽しみに、定年まで頑張ろうと思った。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 13:09 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソリに見る孫の成長ぶり

1756959.jpg 北海道訪問中の娘から動画が送られてきた。公園に盛られたなだらかな雪山からソリで一気にすべりおりる孫の姿が写っている。昨年はおじけて独りで滑り降りることができなかったらしい。そして今度は手放してしまったソリを追いかけて雪山を下っているものが。つまづきそうになったりよろけたりすることもなく麓でソリが止まる前につかまえている。それほど高くない雪山のはずだがそれにしても大した体力がついたものだと思った。

 この歳の子供なら誰だってとか、凍っていないばかりか雪質が柔らかくて良いのでは、と夫は言うがそれにしてもだ。遠く離れて暮らしているので気を遣ってくれてちょくちょく孫の動画を届けてもらえるが、今や急速な成長ぶりを驚きを持って確認できる楽しみが加わっている。

「俺の小さいころはソリなどなく、竹藪から小竹を切ってきて足を乗せ、先っぽを手に持って折り曲げるようにしながら滑り降りたものだ」と夫は思い出を語るが、道具の発達も確かに成長を促す要因に思えた。爺婆のその頃とはひと味違う冬の楽しみ方を味わい、どんな風に成長を遂げていくのだろうと想像する。これも楽しみの一つと思った。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 13:05 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

洗濯機の底に残されたものは・・・。

1410269.jpg 先日、洗濯機の中を覗いたら、何かある。近眼の私には底にあるモノが何か判別できない。取り出そうとしてつかんだ途端悲鳴を上げた。ぬるり、としたソレの何とも不気味な感触。丸々太った大きなお化けナマコのように見える。白と青のツートンカラーだ。

 眼鏡をかけて恐る恐る覗き込んだが、やはり正体がわからない。ぬめっとした光沢で底にへばりついている。生きもののようだ。どうしてこんなモノが洗濯機に・・・。気味悪いので、蓋をして夫が帰宅するまで洗濯機に近寄らないことにした。

 さて帰宅した夫。洗濯機を覗き込む。「噛まれるよ!」と私は大声で注意を喚起する。夫が「気持ち悪いな〜これ」とさすがにギョッとして、それでもつかみあげた。「何だこれ」。二人でソレを見た。生きものでないことはわかった。しかし何だろう。「わかった!」と夫が声を上げた。

 先日夫が熱を出した時に額に当てていた冷えピタだった。それがパジャマにもぐり込んで洗濯機で攪拌されて、かくも膨張して気味悪い物体と化したのだ。やっと謎が解けて大笑い。大騒動だった。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 12:59 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月20日    ※イラストはイメージです

目下、日本語勉強中

1162377.jpg先日、本屋さんでふと目に留まった子供用ひらがなドリルを、我が家の双子に与えてみた。

5歳男児。幼稚園の同学年ではすらすらと読める子もいるらしい。

我が家はまだろくに読めないが、今からゆっくり始めるつもりだった。

新しい鉛筆と消しゴムも準備して、机に並べて「はい、どうぞ」と与えてみたら、二人は正反対の反応を示した。

弟は丁寧にお手本をなぞり、お手本を見よう見まねで「跳ね」や「払い」まで忠実に再現しようと何度も消しては書いて、を繰り返す。

兄はまずひらがなに興味がない。説得してやっとドリルに向かうが自分の書いた字こそ正しいと、直しには一切応じない。

二人の正反対の反応が面白く、そして書いた字からどんどん覚えていく吸収力に驚きつつ、今夜もひらがなドリルで楽しくお勉強の予定である。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 17:05 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日    ※イラストはイメージです

妻の気配り

1141132.jpg 還暦過ぎ職種を変えた為、研修期間は通常勤務時間だったが、会社の実技試験に合格して使える人材として認定されると夜間勤務が徐々に増える様になった。入社して4か月。現在は貴重な夜間勤務要員として勤務終了時間23時が当たり前、早く終了しても21時半。

 その為通常勤務時代は自転車通勤をしていたが、この寒空の中、心臓に持病がある私を心配して妻が勤務先まで送り迎えをしてくれるようになった。シフトの都合で人員が足りない時など朝から夜間の長時間勤務時には、妻は朝早く昼、夜2食分の弁当を作り、毎日私の健康を案じてくれる。

 独立した子供達も夜遅くまで働く私に「頑張って、でも身体にはくれぐれも気をつけて」と励ましのラインをくれ近況を報告。この家族の気配りが私の働く原動力となっている。

 先月の勤務時間は200時間を超えた。現役時代もそれぐらいは働いていたが、机に座り指示命令をしていたので責任感から神経は疲れたが身体はさほど疲れなかった。現在は身体を使って働いているので家に帰宅後は疲れすぐに寝られる環境を作ってくれる妻の優しさが本当に身に沁みる。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:30 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いい歯が出るように!

1168718.jpg 「近いうち孫が遊びに来るからうちに来てね」と声をかけておいた近所の子が母親と一緒に遊びに来た。一つ年上の子だったが「下の歯が抜けそうで」と話し始める。どれどれと見ると、前歯を一本ぐらつかせて見せてくれた。うちの孫の方はまだだったが、この際、子どもの頃の体験を話してみようと思った。

 おばさんの子どもの頃は、下の歯が抜けると屋根の上へ、上の歯が抜けると玄関の上がり框の床下へ放り投げ、その時「いい歯が出るように!」というおまじないの言葉を添える様言われていて、やってみて一回で見えなくなったら絶対に、二回目までならそれなりに良い歯があとから出てくると信じていた。女の子が屋根の上まで放り投げるのは大変だったが、たいていはころころと瓦を伝い雨樋に収まるのでとてもうれしかった、と伝えると、いい話を聞いた、今度やってみようね、と母親が促していた。

 三日後、再訪問があった。ちゃんとやって一回でできたと子供から誇らしげに報告があった。よかったね、と言うと嬉しそうな顔を見せる。孫にもそうしようね、と言うと「うん、そんときはぼくもやる」と返してきた。何だか私も嬉しくなって、抜けたらやってみようかという気になっていた。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:28 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミニチュア家具

 おもちゃ屋で売られている家具のミニチュアセットは可愛くてリアルで、人形ごっこやままごと遊びの時に並べて使ったものです。母が一つ二つと買ってきてくれたものですが、楽しんでいたのは案外母だったかもしれません。おもちゃに恵まれなかった母の時代を思えば、木製で本物そっくりで、カラフルで、しかも家にはなかったモダンな家具はおもちゃといえども夢のように心弾みました。

745384.jpg まだ卓袱台が幅をきかせていた時代に、欧米風のテーブルや椅子のセット。鏡台ではなく、ドレッサー等々。見ていて楽しいものでした。きっと母もそうだったのでしょう。徐々に増えて、箱に一杯詰まったミニチュアセットは、高校時代くらいまであったと思います。まるで母と共有のようなおもちゃでした。

 母は今も小さな可愛い雑貨が大すきです。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:25 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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