ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2016年08月27日

母の里帰り

100778.jpg 認知症を患い暫く実家に里帰りをしていなかった母。今は大分落ち着きを取り戻したので、お盆に母の実家に私が付き添い里帰りに行くことになった。

 久々に母が来る事で、母の兄弟達も皆集まってくれていた。先の戦争で終戦直前、空襲があり不幸にも家が燃え、母は長女として「幼い俺たちの手を必死に握り防空壕に逃がしてくれたよね」と昔話をする兄弟達の顔を見て、「この人誰だっけ」とずっこける返事をする母。

 「○○さんだろう」と私が母に兄弟の名前を教えると「あ思い出した」と言い、暫くすると「この人だれだっけ」と繰り返す母。そのたびに母の兄弟達は大笑い。「だって忘れちゃうんだもん」と同じく笑う母。会話は今一つかみ合わなかったけれど、絆は感じられた時間だった。

 帰宅するときには、久々に集まった母の兄弟達は母に握手して「また会おうな」と満足そうな笑顔で送ってくれた。母もうれしかったようで、私の車の中で兄弟の顔が見えなくなるまで手を振っていた。私自身も「親孝行ができたな」と思った瞬間だった。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 21:27 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

優しいお兄さん

198909.jpg 一歳を過ぎた娘は、いよいよ活動期を迎え、靴を履かせると、どこへでもとことこと歩いていきます。

 先日も、スーパーへ買い物に行き、駐車場に戻るときも、両手がベビーバックに買い物袋でふさがっていたため、娘を抱っこひもで、抱っこしようとしましたが、なかなか落ち着かず、入ろうとしません。

 やっとの思いで、嫌がる娘を抱っこし、駐車場に向かう途中、買い物袋から、あわてて入れた玉ねぎがころころと地面に落ちてしまいました。ハーッとため息が出たとき、後ろから「袋を車まで持ちましょうか?」と若い青年が声をかけてくれました。

 言葉に甘えて、車まで、運んでもらいました。まだ10代後半と見られた、その青年に、「ありがとうございました。とっても助かりました。」と言うと、青年は、照れくさそうに、足早に去っていきました。優しいお兄さん。その背中から、優しさがいっぱい伝わってきました。心温まる一瞬でした。

(40代・女性)
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新しい宝物

256178.jpg 娘の歯が抜けた。まだ5歳になったばかりだから、早い方だと思う。幼稚園のお友達の中でも一番乗りだった。

 ぐらぐらしてから約1ヵ月、食べにくさを乗り越えて、フルーツを食べていて、とうとう抜けたときには親子二人で飛び上がって喜んだ。

 思えば、生後3ヵ月で下の歯が生え始めたから、歯関係は早い方なのかもしれない。

 歯が抜けたら、伝統を乗っ取って下の歯だから、屋根に投げようか、それともヨーロッパ式に枕の下に入れて寝て、朝になったら妖精に小銭に変えてもらおうか、といつも娘と話し合っていた。しかし、いざ抜けると投げるのも隠すのももったいなく、小箱に入れて眺めている。

 以来、娘は来客があるたびに恭しく小箱を開けてお客さんに誇らしそうに見せるのだった。

 子供の歯は何とも小さくて、米粒くらいの大きさしかない。こんな小さな歯でたくさん食べて、こんなに大きくなったのかと思うと、感慨深い。抜けた歯の跡地には、すでに次の歯が生えてきている。それも、毎日成長が分かるくらい、目に見えて大きくなっている。

 娘の成長が本当にうれしい。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 20:56 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チャレンジ、エコカーテン

curtain.jpg エコカーテンにチャレンジしたいと娘から相談があった。何の蔓がいいかな、だった。ゴーヤ、キュウリ、朝顔を挙げてやった。実と花のどちらを取るかになるねと言う。プランターの場合の土づくりや水、肥料の与え方をひと通り説明しておいた。

 八月に入ると再び電話があった。キュウリが美味しかったと。朝顔がもうじき蕾をつけそうと明るい声だった。どれだけやったの、と聞くと、家の東側と南側と西側に、と。で、効果は?と聞くと、西側のゴーヤには助かっている、と。ゴーヤの実は?と聞くと、あまり期待できなくて、と寂しげな声に変わった。ちゃんとお世話をしていたの?と聞くと、伸び盛りの時にちょっと、と言い、西日で乾燥が激しかったから、と続いた。

 でも立派に葉を付けているのだから目的は達成しているじゃない、と言うと、やさしいのね、と返しながら、朝のうちの水やりで生活にメリハリがついたこと、子も手伝ってくれるのでジョウロの扱いなど覚えたことがつけ加えられた。こうして親子の会話が増していることもあるじゃない、と言ってやると、さすが親、と言ってきた。親は親だね、と言ってやると、おやおや、と返してきた。久々に楽しい電話だった。

(60代・女性)
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2016年08月08日

母と長良川

138510.jpg 八十路の両親を後部座席に乗せて、下呂温泉に向かった。途中母が「大きな川やねえ」と言った時、父が「木曽川や」と教え、「この上が長良川よ」と私。「ああ長良川・・」と母は案の定、川の名を感慨深げに呟いた。

 「長良川は近いの」とふいに母が問うた。私は母の真意が読めた。母は行きたいのだ、見たいのだ長良川を。「近いよ、行こうか」と私。

 金華山が眺められる長良川岸に車を停める。「きれいな川やねえ」と母は、ハンドバッグからいつも携帯している祖父母の写真を取り出して、語りかけた。「長良川に来たよ。兄さんが住んでいた町に来たよ」。

 半世紀も前、長良川の河畔で、母の兄夫婦が住んでいた。妻は病を得、しばらくして、病死したと兄から知らせが来た。母が号泣したのを私は覚えている。母にとって長良川は兄夫婦の思い出が詰まったまだ見ぬ場所だった。同い年だった彼女とは姉妹のように仲良くしていた。

 「長良川を堪能したわ。さ、下呂に急ご」。母はそう言うと写真をしまい、長年の思いを達成したようなさっぱりした表情になった。下呂までの車中、両親は、亡き兄夫婦の思い出話の花を咲かせていた。そして母は今度は鵜飼を見に来たいと言った。

(60代・女性)
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2016年08月06日

忘れられない花火大会

153339.jpg 人混みの嫌いな私が、娘が就職し生活してる村の花火大会を見学した。

 この村は都会のある地区と提携し都会の子供に山村の生活を体験してもらう宿泊施設の誘致や道の駅で急激に村が活性化して花火大会も盛大に行われている。普段歩いて10分ほどの地元の花火大会でさえ家の窓かテレビで見ている私。家に閉じこもり気味な私をどうにか外に連れ出そうと妻と息子にほぼ強引に車に乗せられ花火大会を見る事となった。

 7時間前に会場についたので最適な場所がとれた。花火大会と村の祭りが一緒の日だったので祭りの見学や抽選大会など村は盛り上がりを見せ時間が過ぎ、最初の花火が大輪を咲かせた。こんな近くで花火を見るのは初めて。地元の花火をテレビで見ている自分が滑稽に思えた。

 娘が暫くしてやってきた。駐車場が満杯の為、職場から息を切らせて走ってきた。感動の花火大会も終わりに近づき、息子の車で5キロ程先の職場まで娘の車を取りにいく。殆ど灯りのない山道。娘の話だとタヌキや猿がたまに出没するそうだ。そんな危険な夜道を娘は走ってやってきた。

 家にいるときは虫が出ただけで大騒ぎしていた娘が逞しくなったものだ。子供たちの成長は早い。このところ歳のせいか元気がなくなってきた私。妻と息子は娘が頑張っている姿を私に見せ、元の元気な私に戻ってもらいたくて花火大会に連れてきてくれたようだ。

 家族の気遣いが嬉しく、忘れられない花火大会となった。

(50代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:07 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月22日

見たいよね、カタツムリ

158393.jpg 毎年のことだが、やはり梅雨に入って雨や曇り模様の日が続く。退屈し窓越しに庭を眺めていると鼻歌が出てきた。そしていつしか「つのだせ、やりだせ、あたまだせ」を繰り返していた。

 すると「おばあちゃん、でんでんむしって?」「つのだせ、やりだせって?」と孫が尋ねてくる。おもちゃ遊びをしていてもちゃんと聞こえていたらしい。

 「あら、見たことないの。葉っぱの上にいるの」と返すと、「ぜーんぜん」とかぶりを振る。「じゃあ」と言い、庭に降りて小雨に濡れながら紫陽花の葉をひっくり返してみたりしたが、いない。「いたっ」と思い根元をみると抜け殻。そういえば最近カタツムリを見かけない、とママも言い出す。

 そういえばね、と返しながら、マイマイ、ジブリなどと呼ぶ地域ではどうなのだろうと思う。鳴かないし飛ばないので見つけにくいというだけではなさそうだ。

 孫には絵本を広げ「これよ」と言って指さしてやったが、やはり実物を見せてやった方が、という思いが募る。「ほかにもね」と言いかけてやめた。海外のものを見せてどうしようというのだと思ったからだ。

 どうしたの?と言わんばかりの顔つきで見つめてくる孫。思わず抱きしめてやった。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 14:32 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

親に感謝

 小さな会社を経営している友人は、幼い頃は赤貧の生活だったという。小学生から新聞配達等で家計を助け、夜間大学に通いながら会社を設立した。先日その友人がこんなことを言った。

 「両親はギャンブル好きで借金だらけの生活。取り立て人が毎日のように来て子ども心に怖かった。そんな親だけど感謝してる。生んでくれたことだけで感謝。頼んで産んでもらってないって理屈いう人もいるが、命をくれたことに感謝こそすれ、恨む気持ちはさらさらない。お蔭で生きる楽しさ、しんどさ、面白さ、経営の苦労・・いろんなこと経験してる。親があっての自分」。

501576.jpg 私ははっとした。どこの家庭でも親子のいさかいは大なり小なりある。でも『感謝』という言葉を頭に置いて親と接していたら、いさかいなんて起こりえないのではないかと。友人のその一言を聞いてから、私は親にまず感謝ありき、の気持ちで接しているうち、不思議なもので、親との衝突はなくなった。

 両親も優しく物わかりがよくなったような気がする。要は気持ちの持ち方一つなのだ。何気ない友人の一言に、今は感謝の気持ちで一杯である。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 14:27 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

我が家の看護師さん

434466.jpg目下入院中の私。診断名は肺炎と喘息発作。ずいぶん回復し、明日には退院できることになっている。
入院中は里心が付いて、子供達の面倒をみてくれている夫や義母に迷惑をかけないよう、電話も我慢している。

入院に至るまでにはまず自宅での高熱と激しい頭痛、激しい咳と痰があったのだが、ここで大活躍してくれたのが5歳の娘だ。
こまめに掛けものの調節をしてくれ、熱を測り飲み物の準備をしてくれる。下の子に移らないよう隔離の徹底(笑)、適宜夫に私の状態を知らせてくれた。

正に頼れる看護師さん。病む私の大きな支えとなって活躍してくれた。「あー、忙しい忙しい。私、大活躍だね」と言いつつ(笑)

入院して劇的に回復した私。明日帰ったら、思いっきり抱き締めて、ありがとうと言うつもりだ。

(30代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 13:02 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月08日

目薬

143429.jpg 祖母の小さな目は優しくいつも笑っていた。晩年は逆睫毛と涙目のせいで、目薬とガーゼハンカチを手放さなかった。80歳を越えていたから、目薬をさすのも一苦労。歯のない口をあんぐりあけ「ありゃ」「あらら」と言いながら、目薬はいっこうに的中しない。

 見かねて手伝うと、祖母は笑い上戸で、なかなかいれてあげられないのだ。「もうちょっと我慢して」「目を閉じないで」と言うと、また少女のようにキャッキャと笑い、目薬は目に到達しないのだった。

 そんなお茶目な祖母が他界して35年。祖母が正座して必至で目薬を入れていた姿が、暖かい逆光の中に思い出される。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:41 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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