ファミリープロミス    ほっ!と一息家族エピソード

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2019年03月09日    ※イラストはイメージです

娘の誕生祝いでの食事会にて

 今年も雛祭りがやってくる。私が仕事から帰宅すると娘の雛人形が綺麗に飾ってあった。その隣に妻の雛人形が申し訳なさそうに置いてあった。もう50数年前の雛人形。大分年季が入ってきたが妻には愛着があるのだろう。娘の誕生日は3月2日。雛祭りの1日前に娘は生まれた。

458975.jpg 3月1日に娘が帰省して当日夜会社の寮に帰るので一日早い誕生祝いをした。息子は社会人となり初めて姉の誕生日。奮発してブランド品の財布を姉にプレゼントした。私は娘の為に手巻き寿司の材料を準備した。幼いころの娘は「じじ、いくらのお寿司が食べたいの」と私の父にいくら寿司をねだり、寿司屋で食べさせてもらっていた。その後病気で寝たきりになった親父だが、その時が親父には一番幸せな時間だっただろう。

 帰省すると私の両親の仏壇に線香をあげる娘。私の両親の葬儀で一番悲しんだのは娘だった。良い祖父母だったんだろうな。

 夕食は家で手巻き寿司で誕生祝いを兼ねた食事会が開催された、息子の提案で「お父さんの失敗体験」がテーマとなり家族から私の失敗エピソードが出るわ出るわ、間抜けな失敗ばかりで赤面したが皆は大爆笑。楽しいからまーいいか。笑いながら娘がいくらの寿司を食べる姿を見ると、娘の隣で親父も楽しそうに笑っている気がした。

(60代・男性)



posted by ファミリー・プロミス at 16:12 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

みなさんご一緒に

 娘の家族が帰省した時の食事時が楽しい。四歳になったばかりの孫が席に着くと、娘が「さあ」と催促する。ところがいつもと違い爺婆が増えているので照れ臭いのか、よそ見するなどしてなかなか始めようとしない。

572382.png 様子を見て「ああ、お腹がすいた」と爺が言うとチラ見し、やがて気を取り直したように顔の前で両手を合わせたかと思うと「みなさんご一緒に、いただきます」とやると、一同「いただきます」と唱和し食事を始める。どうやら幼稚園でも当番制でやっているのを自宅でも取り入れているようだ。

 二日目もなかなか始まらないので爺が「みなさんご一緒に、ごちそうさま」と茶化すと、「爺、違うよ」と指摘して始める。終わると今度は「ごちそうさま」ということになるが、こちらはとてもスムーズにやるのが不思議に思える。

 「いただきます」には、三度の食事がきちんととれるということ、食べ物の命をいただくということ、育ててくれたお百姓さんに感謝するということ、が込められていると母から教えられたことなどが脳裏に浮かび懐かしい。三日目になると余裕が出てきたのか顔つきや言葉まで凛としてやり出した。そうこなくっちゃと思いつつ褒めると、当たり前という表情でいるのがなお頼もしく見える。

(60代・女性)

posted by ファミリー・プロミス at 15:56 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

819348.jpg 長年父と一緒に暮らしてきて、まともに顔を見ることもなく、二人っきりになると妙に気まずくて、窮屈な空気を感じるのが常だった。二人いるところに母が来るとホッとして3人で話が弾む・・そんなふうだった。

 仕事一筋だった父、一代で築いた会社。立派なことで、心から尊敬している。仕事ゆえに、幼い頃から家族での食事も会話も少なくて、私の心がいつのまにか父から離れていたのかもしれない。

 でも歳月は人の心と役割も変えていく。元気の固まりだった父が、病気のデパートみたいになってからは、心配で心配で目が離せなくなった。今はちょっとでも一緒にいたい。大好きなゴルフもお酒もない生活になってもう15年。食事も歩行も全て緩慢になった所作に、老いと病の残酷さを思う。大好きなカラオケも歌えない小さな声になってしまった。私を怒鳴った大きな声が懐かしい。

 父を助手席に乗せて、病院に送迎したり、用事で付き添う時間は幸せ。そして政治から芸能までいろんな話もする。ちっとも気まずくなんかない。じっと顔を見て話もする。長い確執の年月なんて、簡単に消えてしまった。これが家族、親子の不思議、偉大さだろうか。

 私達父子の時間を思いっきり心にとどめてしっかりとかみしめていたい。豊かな暮しと自由な時間をたくさんもらったお返しをする。病と精一杯闘っている父を大事に見守っていく私。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 15:50 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月09日    ※イラストはイメージです

神頼み

852811.jpg この所妻と娘は神社巡りが趣味となった。つい先日も妻と娘の休みが重なった事から、娘の運転で2時間半もかけて有名神社に行ってきた。娘は良縁、妻は金運を祈願してきたそうだ。つい最近買った御朱印帳がもうじき最終ページを迎える。これだけ神様にお願いしているのだからそろそろ後利益があってもいい頃だが。二人ともなかなかその兆候は見えない。

 でも信じる者は救われる。妻の金運はどうあれ、娘の良縁は私も願う。熱々カップルの弟にあれだけ煽られれば24歳でそんなにあせる必要のない娘もあせるよな。でも私が見ても優しい娘だからいつかはきっと運命の人と出会えるだろう。その時は私がちょっとやきもちを焼きそうだろうけど、ま〜しょうがない。

 私も今年は厄年なのでいつか厄除けにいかなければ。仕事も恋愛も絶好調な息子以外は我が家はみんな神頼み。神様今年も家内安全よろしくお願いいたします。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:30 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月08日    ※イラストはイメージです

そうだ、本物を

934462.jpg 「ガタンゴトン、ガタンゴトン」目を覚ますや居間にやってきて連結させた車両を動かしながら孫が声を添えている。線路は絨毯のへり沿い、動かす姿は横に寝そべりながらだ。「プシュー、ゴトンゴトン、プシュー。駅ー駅ー」長細い空箱を駅に見立てて置き、箱に沿って車両を停車させた上で「お早くご乗車ください。間もなく出発します」と声を上げる。

 「本物みたい」と婆が褒めてやると、爺も「男の子にとってはたまらない遊び。自分もやっていた覚えがある。だたし線路は畳のへりで、車両は木製だった」と言って記憶を呼び覚ます。やがて娘から「ご飯よ」と声をかけられるが、止めようとしない。とうとう車両を取り上げられ食卓まで連れて行かれる。

 食事の間に爺が段ボール箱を使って簡単な屋根付きの駅を作ってやると、食事を終えてきた孫は歓声を上げ、さっそく両側に車両を停車させて満面の笑みを浮かべている。孫の故郷には列車が走っていないせいもあるが、それにしてもこの夢中振りに驚く。しかも連ねた車両は銀色に青い横線の入ったJRのものだ。ようしそれならバスひとつで駅まで行けるし、本物を見せ、乗せてやろうと思った。

(60代・女性)

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2019年02月07日    ※イラストはイメージです

故郷力

9-0936f.png 故郷を離れて70年近い両親。それでも故郷への愛着はひとしおで、春、夏の高校野球が始まる頃には、今年はどこが選ばれるかとわくわくしている。

 母は野球なんてさっぱりわからず、プロ野球にも関心がないのに、高校野球の季節になると故郷が近く感じられるのか、うれしそうだ。故郷県勢が出る時だけは楽しみにしてずっとテレビを見、ルールもわからないのに一喜一憂しているのだから可愛くなってくる。そして両親互いに話が弾む。70年近く住む今の町より、故郷を応援しているのだから、「故郷力」って凄いなあと感心する。

 特に生まれ故郷に近い高校だとさらに力が入る。さてさて今年も春の高校野球が近づいてきた。故郷県が強いと両親も幸せになる。だから私も両親の故郷県にエールを送る。両親の楽しみが長く続くようにと、勝利を重ねていくのを祈りつつ、心から応援する私。

 話題が盛り上がる高校野球の季節を、みんなで心待ちにしている。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:04 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月28日    ※イラストはイメージです

初めての収穫

1237732.jpg 庭でやっている小さな菜園のミニ大根やカブが成長し、元気を見せる葉はおろか地上にひょっこりと白い胴体も見せるようになった。そこでちょうど帰省中の孫に抜かせてはどうかと耕作者の爺から提案があり、やってみようということになった。

 早速長靴姿で菜園に入ってかがみ込み、「ほれ、これ」と爺が指さす成長株を引っ張る。最初はコツが飲み込めず葉だけむしるようになったが、「ほれ、ここ」と箇所を指定し爺が手を添えて力の入れ具合を教えると、見事に抜けた。

 すると珍しそうに眺めたあと手でかざして見せ笑顔でポーズをとる。そこをすかさずパチリとパパが写真に撮る。要領を覚えると一人で抜き始め、そのたびにかざして見せる。拍手が起きているところをまたパチリ。賑やかな収穫祭になった。

 十本ほど抜いたところで、食べきれないからということになり終わった。「どうだった」「たのしい」、「上手に抜けたね」「うん」、「みんなで食べようね」「おいしいよ、これ」などと会話も弾む。

 三歳で収穫体験とはうらやましい限りだが、育てている爺にお礼を言おうねとママから教えられると近寄って行き「ありがと、じいじ」と頭を下げる。体験の場とともに教育の場でもあると思った。よい時間になったと思った。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:35 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

家庭円満の秘訣

1054068.jpg 妻は自分の価値観をルールとして家族に押し付ける癖がある。そのために職人気質な息子と意見が対立する事が多々ある。そんな時は私がいつも調停役を務める。私の実家は父が妻と同じく自分が法律の如く家を仕切っていた事で、家の雰囲気が暗かった。そんなことから、妻が父の様にふるまえば自然と私が母親役となる。

 私は一人っ子で育った為に子供に甘い傾向にある。そんな事から夫婦の役割が逆転した様にも見受けられる。子供を育てるには厳しい父親と優しい母親の両輪で愛情を持って育てれば、子供は道を間違える事なくまっすぐに育つ。夫婦2人共強い父親だと子供は委縮してしまうし、2人が優しい母親でも子供は甘え社会では通用しなくなってしまう。

 私も定年前の会社では厳しい管理職として部下から一目置かれていたが、環境が変われば変われる物である。仕事以外は家事、家計を一切妻に任せ昼行燈でいる私だが、妻には決められない重要な決定事項やトラブル解決の時は私が家長の役目をする。それが我が家の家庭円満の秘訣である。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:33 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

父のカツラ

012086.jpg 父が大事そうに箱を抱えて帰宅したあの夜の『騒動』は、今も鮮やに蘇るが、ちょっと心が痛む。「何が入ってるの」と聞いてもニヤニヤして答えない。中身を取り出した時、私と母は叫んだ。カツラだった。ヘラヘラ笑っている母娘をおいて父は隣室に消えた。

 数分後に現れた父を見て、母娘は抱腹絶倒。突然若返った父が立っていたのだ。笑いが収まった時私達は言った。「気持ち悪い」。父は残念そうにカツラを脱いだ。一瞬にして五十歳を目前にした父が戻った。「ダメか」と父が呟く。「今からカツラにしたら落差が大きすぎる」「一旦かぶったら、もう脱げないよ。帽子みたいなわけにはいかないよ」「社内旅行の時どうすんの」「風吹いても大丈夫?」。母と娘は言いたい放題。父はしぼんでしまった。

 父が人生でも最大と思える勇気を出して誂えた超高級カツラは、人目に触れることなく、頭に乗せたのは、後にも先にもその日の数分だけだった。人知れず禿げた頭を悩んでいたことを思い知らされた夜。笑い転げたことを後に悔やんだ。

 あれから40年余り。真白になったわずかの髪を、毎日いたわるようにときつけている。頭は顔に馴染み、年々いい顔になった。

 父はあのカツラをどこへやってしまったのだろう。あの日の照れた父、若返って現れた父を思い出す。今更詫びの言葉は言えないけれど、笑い飛ばして悪かった。その父は91歳を生きている。

(60代・女性)
posted by ファミリー・プロミス at 10:31 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日    ※イラストはイメージです

結婚の足固め

 息子の婚約者の就職が内定した。公務員試験に合格して来年からは県の職員となる。実の子供2人の就活は、希望する会社の業務内容が子供時代の将来の夢と一致して実習に通い人柄と熱意が認められ会社からスカウトされた形で入社できたのでドキドキ感は一切なかったが、今回は難関な公務員試験なので結果が心配で仕事中も心ここにあらずだった。

953952.jpg 息子が仕事から帰宅すると満面の笑みだった事で結果は聞くまでもなかった。息子も合格の嬉しさを爆発させていた。翌日彼女が我が家を訪れ「無事合格しました。応援してもらいありがとうございました」と挨拶された。私の息子にはもったいないほど出来た娘さんである。娘さんの御両親も息子との結婚は認めてくれている。この娘さんなら私譲りな我儘で気難しい息子を上手に操縦できると以前から確信していた。

 なんせ妻の旧姓と同じ苗字。私の苗字も珍しいが妻の旧姓も珍しい苗字。私と妻が出会った様に2代続けて珍しい苗字同士が結ばれるのも運命かな。息子は結婚に備え給料から毎月貯金をしている。仕事も上司に信任を得て日に日に男として責任感がでてきた。

 来年こそは結婚したいがまず彼女の仕事が落ち着いたらと考えている様だ。まだ22歳、強い絆で結ばれてるなら慌てる必要もない。息子も先日猛勉強して国家試験を受験した。就活と試験も終わり今が2人の一番楽しい時だろう。私たち夫婦の長所、短所をアレンジして理想の家庭を築いて欲しい。

(60代・男性)
posted by ファミリー・プロミス at 11:14 | 「ほっ!と一息家族」エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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